駅の自動改札機、実用化から50年 記念の入場券やイベントを企画 阪急
世界初の自動改札機実用化と南千里~北千里間延伸開業から50年を迎えることにともない、阪急電鉄が、記念入場券の発売や記念磁気きっぷによる改札機の通過イベントなどを行います。
「歴史的偉業」として認められた自動改札システム
阪急電鉄は2017年2月22日(水)、世界初の自動改札機実用化と南千里~北千里間延伸開業から50年を迎えることにともない、記念入場券の発売や記念磁気きっぷによる改札機の通過イベントなどを行うと発表しました。
1967(昭和42)年3月1日、千里ニュータウンの開発にあわせ、千里線の南千里~北千里間3.4kmが延伸開業しました。新設された北千里駅(大阪府吹田市)では、世界初の自動改札機10台を導入。この鉄道向け自動改札システムは、アメリカに本部を置く世界最大の電気・電子技術者による学会「IEEE」(Institute of Electrical and Electronics Engineers、アイ・トリプル・イー)から、社会に貢献した重要な歴史的偉業として、2007(平成19)年に「IEEEマイルストーン」として認定されました。同学会から贈られた銘板は現在、北千里駅に設置されています。
ちなみに「IEEEマイルストーン」は、日本ではほかに1995(平成7)年「八木・宇田アンテナ」、2000(平成12)年「富士山レーダー」「東海道新幹線」、2004(平成16)年「セイコークオーツ」、2005(平成17)年「シャープの電卓」などが認定されています。
「自動改札機実用化・南千里―北千里間延伸開業 50年記念入場券」は、大人用入場券3枚(北千里駅2枚、南千里駅1枚)、当時の復刻版乗車券1枚、記念台紙のセットです。
価格は600円。3月1日(水)から北千里駅の「ごあんないカウンター」で限定5000セットが販売されます。入場券は3月31日(金)までの1回に限り利用可能です。なお、復刻版乗車券は使用できません。
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