「都電風都営バス」登場 車内は「都電の香り」再現 60年以上走った7000形引退を記念
東京を60年以上走った都電7000形の引退にともない、その車両デザインをラッピングした都営バスが登場。車内では「電鈴」「都電の香り」も再現されました。
都電7000形、2017年春に引退
東京を60年以上にわたって走り続けた都電7000形電車が2017年春、老朽化による安全上の理由から運行を終了。「メモリアル企画」として、そのデザインを都営バスにラッピングした「さよなら都電7000形記念バス」が製作され、2017年3月23日(木)、報道陣へ公開されました。
都電7000形は1954(昭和29)年にデビュー。昭和50年代に車体を新しくしたため、現在の姿は登場当時のものではありませんが、電装品や車輪のある台車部分といった主要機器は引き続き使用されてきました。7000形はこの車体を新しくした際、乗降時の段差解消と車椅子スペースの導入を図ったことが評価され、鉄道愛好者団体「鉄道友の会」より1978(昭和53)年、「ローレル賞」が贈られています。
かつて帝国海軍の整備兵として航空母艦「飛鷹(ひよう)」に乗り組み、マリアナ沖海戦にのぞんだ経験を持つ元・都電運転手の髙橋撰年さん(「橋」は異体字)は、「7000形は都心を走りやすいように、加速のいいクルマでした。三田電車営業所に7020号車が配置されたときのことはよく覚えています」と話します。
エンジンサイドルーバーに緑のラインが
残念!
ちんちん鳴らすのは「電鈴」ではなく「信鈴」といいます。都電の車掌が、乗客の乗降終了や次の停留所を止まるか通過するかを運転士に合図するのが目的なので、ワンマンでは必要ないはずなんですがね?