新幹線削りロボ、一般初公開 浜松工場「新幹線なるほど発見デー」開催 JR東海(写真50枚)

JR東海の新幹線車両を整備する浜松工場。リニューアルされ初めて、その一般公開イベント「新幹線なるほど発見デー」が開催されました。「車両削りロボ」など従来なかった光景が出現したほか、「ドクターイエロー」車内見学なども行われています。

リニューアル後、初の一般公開 変わったその風景

 クルマの車検のように、鉄道車両にも法定の定期検査があります。そのもっとも大掛かりなものを「全般検査」といい、JR東海の新幹線車両は同社の浜松工場(静岡県浜松市)でそれを受けています。

 2017年7月22日(土)、この浜松工場の一般公開イベント「新幹線なるほど発見デー」が開催されました。

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「先頭車研ぎロボット」に車体を“削られる”N700系新幹線(2017年7月22日、恵 知仁撮影)。

 浜松工場では今年1月、全般検査の工程を一新。「新幹線なるほど発見デー」は例年7月に開催されますが、今年は新工程における特徴のひとつ「先頭車研ぎロボット」が実演されるなど、新しい光景がいくつも見られました。

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新幹線のお医者さん「ドクターイエロー」も展示。
通常の新幹線とはまったく異なる「ドクターイエロー」車内。
車内清掃の実演も。写真は座席の清掃が難しい場合に使うもの。

「先頭車研ぎロボット」は、全般検査に入ってきた車体を再塗装する前にあえて車体に微細な“傷”をつけ、再塗装しやすくするもの。塗料がのりやすくなるそうで、従来は手作業でそれが行われていましたが、今年からの新工程ではロボットが各所からアームを伸ばし、車体を削るようになりました。この「先頭車研ぎロボット」が一般に公開されるのは、今回が初です。

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