阪神~九州往復1万円「弾丸フェリー」、現地0泊でも人気の背景は

神戸~大分、大阪~別府、大阪~志布志の3航路を展開するフェリーさんふらわあの「弾丸フェリー」と呼ばれるプランの利用が増えています。往復で船中泊となり、0泊3日で1万円からというものですが、人気の背景には何があるのでしょうか?

関西発、九州発で異なる客層 「震災復興」「USJ」も後押し

――どのような人が利用しているのでしょうか?

 観光でのご利用が大半です。関西発はバイクを利用して日帰りの旅を楽しまれたい方や、徒歩で温泉めぐりをされたい方などが多いと思います。一方、九州発は学生のお客様が多いでしょう。日帰りでユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)に行かれたり、あるいは就職活動に利用されたりしています。

――特に人気の航路はありますか?

 数のうえで多いのは大阪~別府航路です。2016年は熊本地震の影響で若干落ち込んだものの、最近はバイクで別府や大分から阿蘇・熊本方面へ旅行する方が特に増えています。一方、伸び率が大きいのは大阪~志布志航路で、2017年7月現在で対前年120~130パーセントとなっています。2017年1月から大阪港の発着場所が大阪南港コスモフェリーターミナルに変更されてニュートラムの駅の徒歩圏となり、鉄道でアクセスしやすくなったことが後押ししています。

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神戸~大分航路の船における客室「ツーリスト」のイメージ(画像:フェリーさんふらわあ)。

※ ※ ※

 この好調の背景には何があるのでしょうか。大分県観光・地域振興課や別府市観光協会から、対九州という点では、宿泊施設の不足といったこともなく、特筆すべきことは聞けませんでしたが、対阪神について別府市観光協会は「USJの成長が背景にあるのではないか」といいます。

 USJは開業10周年となる2011年度から年間入場者数を100万人以上伸ばし、2013年度は開業初年度以来、1000万人を突破。2016年度には1460万人で過去最高を更新しています。フェリーさんふらわあによると、「確かにUSJが利用を後押ししている側面はあります。平日にはシニアの方が多いものの、休日や休前日などに若い方が増えるのは、別府、大分、志布志発の3航路とも同様」だといいます。

 ちなみに、フェリーさんふらわあには、「弾丸フェリー」よりも往復料金が安い「舟遊(しゅうゆう)プラン」と呼ばれるプランも存在します。南回り航路(大阪~志布志航路)、瀬戸内海航路(神戸~大分航路または大阪~別府航路)を30日の適用期間内にそれぞれ片道ずつ利用するもの。往復運賃は、バイクやクルマを利用する場合は「弾丸フェリー」よりも3500円程度高くなりますが、旅客のみの場合は「大分県と鹿児島県のあいだの交通費がかかることから」(フェリーさんふらわあ)、最安プランで8280円(子ども4140円)という価格設定になっています。こちらも、2017年7月現在で前年比180パーセントと利用が大幅に伸びているそうです。

【了】

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コメント

2件のコメント

  1. こういう企画も結構。

    だが、折角だから旅先で滞在したいというのが人情ではないか?

    • この取材記事にある弾丸の他に滞在可能なマイカー舟遊なんてのをたまに利用しますが、確かに割安感はありますね、しかし逆に言えば企画商品を利用しないとこの会社は高くて使いにくいです、確かに前日まで受け付けてくれるのは有り難いですが、

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