パイロットが「ピンクリボン肩章」を着ける意義とは JAL、乳がんに関する啓発活動で

JALは2004年より乳がんに関する啓発活動「ピンクリボンキャンペーン」に賛同し、毎年その活動を実施。今年からは新たにパイロットがピンクリボンの肩章を着用します。その発案者であるパイロットに経緯を聞きました。

パイロットがキャンペーンに参加する「意義」

——このキャンペーンに参加することが決まって、JALのパイロットの意識は変わりましたか?

 乳がんは、女性だけの問題だというのが世間一般の認識だと感じていますが、男性にももっと問題意識を持って欲しいという思いから、まだまだ“男性の職業”としてのイメージが強いパイロットが積極的に取り組むことで、より多くの方にこの運動をお知らせできるのではないかと思いました。この肩章を採用するにあたっては、社内の規則や規定などクリアにすべき課題は多かったのですが、関係部署の多くの人に賛同してもらうことができました。初めての取り組みでしたが、賛同者の輪はグループ各社に広がり、JALグループ各社のパイロット有志が10月からこの肩章や、ピンクリボンバッジを着けることになりました。取り組みを進める中で、「今までこのキャンペーンについてあまり知らなかったが、趣旨をきちんと理解できた」と話す仲間もおり、社内の認知度向上にも繋げられたのではないかと考えています。

——ピンクリボンの肩章を身に着けることが目指す目的はなんでしょうか?

 乳がんの話題は親しい人にもなかなか切り出しにくいと思いますので、ピンクのものを身に着ける事で話題のきっかけになって欲しいと。日本は諸外国に比べて乳がんの検診率が低いので、男性がより理解を深めれば検診率も上がると思っています。

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「このキャンペーンをきっかけに男性も乳がんへの知識が高まればと思っています」と續機長(2017年9月29日、石津祐介撮影)。

※ ※ ※

 パイロットの「ピンクリボンキャンペーン」への参加は来年以降も継続する予定で、周囲の意見を取り入れながら展開していくとのことです。

 欧米では関心が高い「ピンクリボンキャンペーン」。まだまだ男性の乳がんへの関心が低い日本において、男性の憧れの職業のひとつである航空会社のパイロットがキャンペーンに参加することは、大きな意味があるのではないでしょうか。

【了】

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Writer:

専門誌を中心に、航空機の取材、撮影を行うライター、写真家。国内外を問わず世界各地の空港やエアショーなど取材。航空機以外にも野鳥、アウトドア、旅行など幅広いジャンルの取材を行っている。

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