JALとハワイアン航空が提携 盤石のシェア構築、どうなるハワイ路線?(画像11枚)
JALがハワイアン航空との提携を発表しました。コードシェア便の運航はじめ、ラウンジの相互使用など、包括的な業務提携契約に合意、2018年3月より事業を開始します。
JALハワイ路線、盤石の体制へ
JAL(日本航空)とハワイアン航空は2017年9月26日(火)、包括的な業務提携の締結を発表しました。2018年3月より、コードシェア便の運航、マイレージの提携、空港ラウンジの相互利用、およびハワイアン航空のハワイ路線を利用したJALPAKの造成商品を販売するといいます。加えて2017年9月現在、ハワイアン航空は成田空港の第1ターミナルを利用していますが、JALが利用する第2ターミナルへの移転予定も発表されました。
このJALとの提携により、ハワイアン航空とANAのコードシェアは解消されるとこになります。
発表会見では、日本航空の代表取締役社長、植木義晴代氏とハワイアン航空の代表取締役社長兼CEO、マーク・ダンカリー氏が登壇しました。
植木社長は壇上で、「ハワイ線は今年で63周年。この路線はJALの代表路線と言っても過言ではない」と路線の重要性を述べ、「利便性の向上はもちろん、日本の皆さんにハワイの魅力をお伝えし、ハワイ州の観光活性化のお手伝いをさせてもらい、さらにハワイを好きになってもらいたい。ハワイアン航空を当社のネットワークに迎え入れられることを大変喜ばしく思っている。末長くハワイアン航空と一緒に努力をしたい」と、この業務提携締への意気込みを語りました。
続いて檀上に立ったハワイアン航空代表取締役社長兼CEO、マーク・ダンカリー氏は、「JALはハワイアン航空にとって理想のパートナー」と述べ、「今後はJALと共同事業を行う予定で、日本とハワイ市場における他社の事業に対抗するものとなる」と、JALとの今後の協業について示唆。また「全ての日本路線においてフルフラットシートを18席、キャビン中央にはエクストラコンフォートシートの座席仕様のA330-200を配備した」としました。
ハワイ路線のパイオニアJALと、日本で台頭してきたハワイアン航空が業務提携を結ぶことにより、他社を寄せ付けない、より強固なネットワークが構築されたと言えるでしょう。
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