「はやぶさ」のE5系新幹線、鉄道博物館入り 現役真っ最中の車両を博物館で展示するワケ
東北・北海道新幹線で運行されているE5系電車が、展示のため鉄道博物館に搬入されました。過去の歴史的車両が集まる博物館に、なぜ現役の新幹線車両が展示されるのでしょうか。なんと、展示のためE5系のグランクラス車両を新たに造ったそうです。
現在のJR東日本を代表する車両を展示するワケ
2017年12月6日(水)未明、さいたま市大宮区の鉄道博物館へ、ある新幹線車両が搬入されました。
その車両とは、東北・北海道新幹線のE5系電車です。鉄道博物館で展示されている車両は、基本的に過去の車両ですが、E5系は2011(平成23)年にデビューしたばかりで、いまもJR東日本を代表する車両のひとつとして走っているものです。現役の車両が、なぜ博物館へ搬入されたのでしょうか。鉄道博物館に聞きました。
――なぜ現役のE5系を鉄道博物館へ搬入したのでしょうか?
今後オープンする新館で展示するためです。E5系は、最高速度320km/hでの営業運転を日本で初めて実現したなど、歴史的にも重要であることから、かねて当館での展示を考えていました。
札幌まで到達する頃は旧幹線って話か?
まあその頃には『ALFA-X』の量産車が出てるどころか、雪害対策に特化した新車が更に出てる可能性もあるからね。
どう考えてもE5系よりE2系が先でしょう。複数周波数、急勾配対応を標準装備した。しかも実物でなく事実上のモックアップ。いや、これは逆にE5系は引退時には全車一切博物館入りさせずに廃棄処分する、という宣告か?
営業運転速度日本一・北海道初の新幹線のひとつ・グリーン車より上の「グランクラス」…
これだけでもE2系より展示の価値はあると思うんですけど。
今回の展示箇所は歴史資料的な意味合いのところではないからじゃないの?
ようは『高速度運転とそれを維持するシステム』『グランクラスとそのアテンダントの仕事』という、他社にはないシステムの展示・体感という意味では、他の新幹線では役不足ですからね。
現役の校長を銅像で祀るようなもんよ
民営化後、各地にできた鉄博目的のひとつが、「子供のあこがれを作ること=将来のお客様を作ること」なので、現役の、いわばモックアップを入れることは、理にかなっていると感じます。
やたらうるさく、それほど営業利益に貢献しない私たちは、そもそも眼中にないと思いますよ。
わやっとりますがね‼