「飛行機の墓場」、どんな場所? 米モハベ空港、集められた古い飛行機のその後(写真20枚)
世界にはいくつか「飛行機の墓場」と呼ばれる場所があります。アメリカ カリフォルニア州にある「モハベ空港」もそうした場所のひとつ。どのようなところなのでしょうか。
ズラリと並ぶ中古飛行機、出自も様々
役目を終えた旅客機や貨物機が世界中から集められる、「飛行機の墓場」と呼ばれている場所が世界に数か所あります。アメリカでは、テューペロ・リージョナル空港(ミシシッピ州)、サザン・カリフォルニア・ロジスティックス空港(カリフォルニア州、通称ビクタービル空港)、そして今回訪れたモハベ空港(カリフォルニア州)が有名です。
静かな乾いた広大な場所に、世界各国の航空機が並んでいる様は遠くから見ると壮観ではありますが、近づいてみると、一部解体が始まってエンジンのない機体や、乗降口のドアが開いたまま放置されている機体、ブランドが分からないようにトレードマークも白く塗りつぶされている機体がたくさんあることに気づきます。荒涼とした砂漠の真んなかにある駐機場に並ぶ機体は、少し寂しげな雰囲気です。ここは、どんな場所なのでしょうか。
筆者(加藤久美子:自動車ライター)はこの場所に来るのが2回目で、前回来たのは2014年の3月でした。年に1~2度アメリカを仕事と家族旅行を兼ねて訪れるのですが、毎回ロス~ラスベガスをレンタカーで往復します。このモハベ空港はメインルートからは少し外れますが、ロスから車で2時間という便利な場所です。ちなみに前回訪れた時は、空港近くでBMW i8と擬装した2シリーズがテストドライブをしている現場にも遭遇しました(ファミレスの駐車場に停まっていました)。おそらく多くの自動車メーカーがこのあたりでテストをしているものと思われます。
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