「飛行機の墓場」、どんな場所? 米モハベ空港、集められた古い飛行機のその後(写真20枚)

解体待ちだけじゃない? 中古機、それぞれの「その後」

 ここにある機体はすべてがみな、解体されるわけではないようです。なかには、中古航空機として買い手がつき、第二の飛行機人生を迎えるため整備されている機体もあるようです。新たな就航地が決まると、新たな航空会社のカラーリングが施されます。数年間置きっぱなしという機体も珍しくありません。また、航空会社の余剰となった航空機を一時的に保管する場所としても使われています。数か月、ここに駐機して再び自国に戻る…というパターンもあるのだとか。

Large 180106 mojave 07
各国各社の機がずらりと並ぶが、なかには余剰機の一時保管として駐機されているものも(2017年11月、加藤博人撮影)。

「乗降口も開けっ放しで大丈夫なの?」と思ってしまう機体もありますが、ここは年間降水量がわずか2~3インチ(50~70mm前後)という大変乾いた砂漠ですから、長期の保管も問題ないのでしょう。全米に数か所ある「飛行機の墓場」も、モハベと同様の環境で、とても乾燥していて、そして大変広い場所です。中古飛行機の保管場所としては理想的な場所なのでしょうね。

Large 180106 mojave 08
サーブ 32「ランセン」は1955年から1960年にかけて約450機が生産された複座の軍用機。写真の機はA 32A型で、対地・対艦攻撃機(2017年11月、加藤博人撮影)。

 ここを訪れてみたいという航空機ファンの方もいらっしゃるかと思います。おすすめはロサンゼルス空港からレンタカー利用がベストですが、モハベ空港の周辺を観光する現地ツアーもあるようです。アメリカでクルマの運転はちょっと…という人はツアーを利用するのも良いかもしれません。

【了】

この記事の画像をもっと見る(20枚)

Writer: 加藤久美子(自動車ライター)

山口県生まれ。学生時代は某トヨタディーラーで納車引取のバイトに明け暮れ運転技術と洗車技術を磨く。日刊自動車新聞社に入社後は自動車年鑑、輸入車ガイドブックなどの編集に携わる。その後フリーランスへ。一般誌、女性誌、ウェブ媒体などへの寄稿のほか、テレビやラジオの情報番組などにも出演多数。公認チャイルドシート指導員として、車と子供の安全に関する啓発活動も行う。愛車は新車から19年&24万キロ超乗っているアルファスパイダー。

最新記事

道路交通情報(外部サイト)

  • 「最新の交通情報はありません」

コメント