B747「ジャンボ」の「フレイター」とは? 広大なメインデッキ、3階にはベッド(画像27枚)

ボーイング747「ジャンボ」には「フレイター」、つまり「貨物型」が存在します。日本の航空会社で唯一、「ジャンボ」のフレイターを使っているNCAの747-8Fを取材。機内には、旅客機と大きく異なる世界が広がっていました。

旅客機なら座席がズラリの空間が…

ボーイング747の貨物機、NCAの「ジャンボフレイター」機内へ潜入(1分43秒)。

 ボーイング747「ジャンボ」には、「フレイター」という種類があります。「Freighter」、つまり「貨物機」です。日本の会社では現在、「ジャンボ」のフレイターは日本郵船グループの日本貨物航空(NCA)のみが運用しています。「ジャンボ」を使っている日本の航空会社も、いまはNCAだけです。

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ノーズカーゴドアを開いたNCAのボーイング747-8F(2018年1月、恵 知仁撮影)。

 この「ジャンボフレイター」のうち、最新型であるNCAのボーイング747-8F機内を取材しました。NCAでは現在このほか、ひとつ前のボーイング747-400Fも運用しています。

「ジャンボフレイター」は、機体が3層構造で、下層(ロワーデッキ)が貨物室になっているのは旅客機と同様ですが、旅客機では客席になっている中層部(メインデッキ)は、まるまる貨物室。最大高およそ3m、最大幅およそ5m、全長およそ60mもの広大な空間が広がっています(数値は747-8F)。

 その床にある大きなローラー(PDU)と小さなローラーの駆動により、重量バランスを考えて計算された位置へ、ボタンとレバー操作だけで貨物が移動していきます。機体の前部が開くため、長尺物も搭載OKです(ノーズカーゴドア)。

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広大なNCA ボーイング747-8Fのメインデッキ。
メインデッキの床にある大きなローラー(PDU)。写真はノーズ側。
PDUなどをコントロールするメインデッキの操作パネル。

 NCAによると、輸送する貨物には美術品や郵便物、精密機器、長尺物、危険品、温度管理が必要な医薬品、冷凍マグロといった生鮮品のほか、競走馬やモータースポーツ系の自動車、輸送スピードが重要な流行品などがあるといいます。

 また貨物室はメインデッキの前後とロワーデッキで、それぞれ温度を4度から29度の範囲で設定できるそうです。

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コメント

1件のコメント

  1. 後継機種はどうなるんだろうか。まさかアメリカ空軍のC-5代替機と相乗り?ウクライナのアントノフAn-124改良型?エアバスA380改造?下手すればB747F改良型?うーむ。