JAL空港スタッフナンバーワン決定! 技より対応力 コチュジャンの有無もポイント?(写真32枚)
バックにコチュジャン、入っていませんか?
重視しているのは、テクニックや技術よりも対応力だといいます。もし手話が使えたら、それは素晴らしいことですが、誰しも手話ができるとは限りません。カウンターにある筆談ボードやメモなど、いま自分にできる伝達方法を駆使して、相手とコミュニケーションをはかり、相手を理解し対応する力が大切だそうです。
AIなどのシステムが目まぐるしく進化し、また、訪日外国人の増加をはじめ、乗客の多様化が進む現在だからこそ、目の前に見えている問題を解決するだけでなく、まだ見えてはいない潜在的なニーズにどれだけ対応できているかも見たといいます。
釜山空港の金 民基(キム ミンギ)さんは、3人組の旅行客へ「バックの中にコチュジャンは入っていませんか?」と問いかけました。突然かつユーモラスな空気を含んでいたため、会場には笑いが起こりましたが、この発言には理由がありました。
韓国みやげの定番であるコチュジャンやキムチは、機内持ち込み容量に制限がある「液体物」に分類されるとのこと。そのため、知らずにバックへ入れたまま保安検査に進んでしまうことのないよう、投げかけた言葉であったとキムさんは話します。キムさんは海外空港部門で優勝しました。
国内空港部門で優勝したのは、羽田空港の永見愛里(えり)さん。羽田空港で働くJALグランドスタッフの人数は多く、約1300人といいます。
そのほか、準優勝には伊丹空港の高村真由(「高」は正しくははしごだか)さん(国内空港部門)、デリー空港のANJU SINGH(アンジュ シン)さん(海外空港部門)が、審査員特別賞には、福岡空港の荒木 愛(めぐみ)さん、大分空港の伊美絢乃(あやの)さんが輝きました。
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