徹底解説! JR東海・小牧研究施設の大型試験装置

新幹線の関連技術を中心にさまざまな研究を行ってきた、JR東海の「小牧研究施設」。施設内に設置されている大型試験装置を諸元付きで紹介します。

「世界初」もある試験装置が勢ぞろい

 愛知県小牧市東部の山あいにある、JR東海の総合技術本部技術開発部(小牧研究施設)。2002(平成14)年に開設され、いまも「安全・安定輸送の確保」「輸送サービスの充実」「低コスト化」を柱とした研究開発を推進しているといいます。

Large 180517 komakispec 01
JR東海の小牧研究施設にはさまざまな大型試験装置がある(2008年9月、草町義和撮影)。

 この小牧研究施設には大型の試験装置が多数設置されていて、なかには「世界初」を銘打っている装置もあります。東海道・山陽新幹線を走るN700系やN700Aも、これらの試験装置を使った研究によって生まれました。

Large 180517 komakispec 02
小牧研究施設の研究棟(2018年4月、草町義和撮影)。

 実際にどのような装置があるのか、おもなものを紹介しましょう。

車両運動総合シミュレーター

残り3368文字

この続きは有料会員登録をすると読むことができます。

2週間無料で登録する

Writer: 草町義和(鉄道ライター)

1969年、新潟県南魚沼市生まれ。鉄道趣味誌で列車の乗車ルポや幻の鉄道(未成線)の散策記などを多数発表してきた。著書に『鉄道計画は変わる。』(交通新聞社)など。趣味はアサガオ、ゴーヤの栽培。

最新記事