1分で分かる! 都営浅草線20年ぶり新車「5500形」 羽田・成田の連絡路線らしい車両に(写真68枚)

フリースペースの「背当て」が嬉しい!

特徴2「快適性アップ!」

 座席の幅が、従来車両5300形の460mmから475mmに拡大されたほか、乗り降りしやすいよう、ドアまわりのスペースが広くされました(その分、座席数は減少)。実際に座ったところ、クッション性とホールド性の高さが印象に残っています。

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寄せ小紋がデザインされた座席。
カーテンには「浅草」。
中央にある縦長の部分がフリースペースの「背当て」。

 フリースペース(車いすスペース)が各車両に用意され、そこには縦長の「背当て」も用意。荷棚とつり手は、高さが低くされています。冷房能力の強化、空気清浄機能の採用も行われました。

 そして、各車両に防犯カメラを4台ずつ搭載。犯罪抑止力の向上が図られています。

将来は羽田と成田を結ぶ列車に?

 新型車両の5500形はモーターの数が増え、パワーアップ。最高速度は120km/hで、成田スカイアクセス線も走行できます。当面は都営浅草線内で運行される予定ですが、将来的に羽田空港と成田空港を結ぶ「アクセス特急」「エアポート快特」としても活躍するかもしれません。

 なお、都営浅草線で現在使用されている東京都交通局の車両5300形(全27編成)は今後、新型の5500形へ置換えられていく予定です。

【了】

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Writer: 恵 知仁(鉄道ライター)

鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。

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コメント

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3件のコメント

  1. 5300形の初期車が一通り置き換わった段階で、エアポート快特・アクセス特急に当たり前に充てられていることだろう。

    座席のクッション、これが一番気になっている。

    • 乗り入れ相手の京急はシートのクッション性で関東でもトップと言っても過言ではないだけに、走ルンですで乗り入れて相手の京王に大きく水をあけられている都営新宿線と同じ轍を踏む訳には行きませんね。

    • 都営が総合車輌サイドの言うことに従ってくれれば自動的にE235系の座席ということになり、万事めでたしなのだが・・・。