飛び立つ瞬間は「いい!」 「空の仕事」の面白さ、難しさ、JAL現役社員が語る
パイロット、グランドスタッフの面白さとは
パイロット(787乗員部 副操縦士 池田 剛さん)
自社養成のパイロットとして入社しました。パイロットになるために、文系理系は関係ありません。女性も現在、訓練生を含めて5名います。
フライト中、気象状況などで何か課題が発生したとき、機長、CA、地上が連携して対応し、お客さまが何事もなかったように降りていく――。そうしたときはやりがいを感じますね。空港や気象の条件などが毎回違うため、飛行機の操縦そのものも面白いです。
飛行機をスポット(客の乗降などが行われる場所)に駐機させるときも、気を使います。2ノット(約4km/h)ぐらいでゆっくり進み、(停止のショックが小さくなるよう)ブレーキを何度も踏んで、じわーっと停めます。
時差ボケ対策は人それぞれですが、ジムに行ってから寝る、という人もいます。
グランドスタッフ(羽田事業所空港オペレーション第2部 小椋麻里さん)
小さいお子さまからお年寄りまで、毎日いろいろな方とお話しできて楽しいです。ただ、グランドスタッフと話さなくても、飛行機に乗れる時代。CAと違い、お客さまと話す時間も短いです。そうしたなか、JALにはすてきな人がいるんだと思っていただけるよう、仲のいい友だち、家族と話しているような笑顔で、近づきすぎないよう気をつけつつ、仕事をしています。
この仕事をしていて、飛行機が飛び立つ瞬間は、いつも「いい!」と思います。グランドスタッフやパイロットだけではなく、みんなの力を結集させて、飛行機は飛び立ちます。
この仕事は体力が必要です。肉体が疲れます。「制服がかわいい」だけでは難しいと思います。
※ ※ ※
ちなみに、今回の参加者およそ150名のうち、6割が女子、4割が男子でした。またJALグループ社員の男女比率は、ほぼ半々だそうです。
【了】
コメント