選ばれし「エアラインのワイン」その内容は ANAが提供ワインを一斉入れ替え(写真12枚)
レアな国産スパークリングワインも
9月からの機内提供ワインで最初に紹介されたのは、国際線ファーストクラスで提供されている森ソムリエ監修のオリジナル白ワイン「甲州 ANAオリジナルブレンド2017」です。「機内では、スッキリしているだけでは味がぼけてしまいますので、飲んだ前半は丸みを感じられ、後半に複雑さ感じられる2段構えの味わいになっています」と森ソムリエは話します。ANAの客室乗務員によると、乗客からも好評で、搭載の増量を依頼しているほどだとか。
国際線プレミアムエコノミークラスおよびエコノミークラスでは、オリヴィエ・プーシエさん監修の「トゥーレル・ド・トロミー ANAオリジナル」赤・白の2種が提供されています。森ソムリエによると、どちらも酸味が出すぎずバランスがよく、疲れがちな機内で飲むと元気になるようなワインだそうです。
また、この9月から11月にかけては、国際線のファーストクラスで初めて日本産のスパークリングワインも提供されます。大分県宇佐市で生産されている「安心院(あじむ)スパークリングワイン」です。こちらは国内でも流通量が少なく、森ソムリエ曰く、「ANA機内では飲めたのに、直後に私が勤めるコンラッド東京で飲もうとしたら切らしていた」ほどだそうです。
スパークリングワインについては、国際線プレミアムエコノミー/エコノミークラスでは欧州路線のみでの提供でしたが、この9月からは北米、オセアニア、一部の東南アジア路線にも拡大。現在は「ヴーヴ・オリヴィエ・ブリュット」が提供されています。また、国内線プレミアムクラスで9月から路線限定で提供されているシャンパン「シャンパーニュ・ニコラ・フィアット・レゼルヴ・エクスクルーシヴ・ブリュット」なども紹介されました。
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森ソムリエによると、エアラインで提供されるワインに選ばれるのは、生産者にとってもうれしいことだといいます。「『ファーストクラスで提供されているワイン』というのは、飲む人にとってもうれしくなりますよね。地上だけでなく、機内でも評価される優秀なワインだと思います」と話します。今回紹介した種類を含む計54種類のワインが今後1年間、季節や路線に応じて提供されます。
【了】
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