大部屋廃止、個室&カプセルに! 太平洋フェリー最新船「きたかみ」船内へ!(写真85枚)

太平洋フェリーが仙台~苫小牧間に投入するニュー「きたかみ」は、大部屋を廃止。プライバシーを重視した、様々な客室が用意されていました。運航ダイヤに関係するデザインコンセプト「スペーストラベル」もポイントです。

「夜間航海ダイヤ」という特徴を生かし

コンセプト「SPACE TRAVEL」の太平洋フェリー新造船「きたかみ」、船内はこうなっている(1分15秒)。

 新造船「きたかみ」を2019年1月23日(水)、太平洋フェリーが横浜港でお披露目しました。なお、これまで同社に「きたかみ」という船があったため、その2代目となる新造船はニュー「きたかみ」と表記します(役目を終えた初代「きたかみ」は海外へ売船予定)。

 太平洋フェリーは名古屋~仙台~苫小牧間1330kmでフェリーを運航していますが、このニュー「きたかみ」が就航するのは、そのうちの仙台~苫小牧間560km。19時台に出港し、翌日の午前中に到着する「夜間航海ダイヤ」であることから、「星空を旅する『SPACE TRAVEL(スペース トラベル)』」がデザインのコンセプトです。

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太平洋フェリーの新造船「きたかみ」。
プロジェクションマッピングで演出される中央階段。
入港30分前まで使える展望大浴場。

 乗船すると、中央階段でプロジェクションマッピングを使った「宇宙旅行」の演出がスタート。プロムナードにもプロジェクションによる演出、そして星のデザインが。あいにく今回の取材は日中でしたが、夜間航行中にそれらを見ると、よりロマンチックに見えるかもしれません。この中央階段での“ショー”は1日3回、行う予定とのこと。

 客室は、昔ながらの大部屋をなくし、すべて個室、もしくは「カプセル寝台」です。「プライバシー重視」は近年のフェリーにおけるトレンド。コンパクトでありながら、快適で楽しさの詰まった空間作りを目指したといいます。

【写真】多彩な設備の最新フェリー「きたかみ」船内

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コメント

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1件のコメント

  1. 一等フォース、クロスは時化の時に段差が仇になるような気が・・・
    相変わらず最上級の部屋を船首に集中させる意図は何なのか?
    下関での進水式も悪天で一日延期された荒波の船出の予感が過る?
    やはりカジュアルに限り無く近い船になってしまった。
    横浜の大桟橋での発表会で頂いた資料で同じく掲載されてる旧きたかみと比べるとどうも・・・