西鉄「ザ・レール・キッチン・チクゴ」 車庫にも必要だった「専用設備」(写真53枚)

九州の西鉄が本格的な観光列車の運転を始めます。既存の通勤電車を改造し、車体の内外は大きく変化。西鉄初の設備も車内に設置されましたが、これを使うためには、車両基地にも「あるもの」を整備する必要がありました。

トイレ付き車両の導入に必要なこと

「ザ・レール・キッチン・チクゴ」の1号車と3号車には、西鉄の鉄道車両としては初めてとなるトイレ(1号車はバリアフリー対応)が設けられました。

 鉄道車両にトイレを設置する場合、トイレタンクから汚物を抜き取るための施設を車両基地に設ける必要があります。基地のスペースに余裕がなければ、新たに用地を確保せねばなりません。

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バリアフリーに対応した1号車のトイレ(2019年2月1日、草町義和撮影)。

 これまで、トイレ付き鉄道車両が無かった西鉄。もちろん、抜き取り施設もありませんでしたが、「ザ・レール・キッチン・チクゴ」の運行開始にあたって、筑紫車両基地にそれを整備することにしました。担当者は「駅にトイレはありますが、運行時間が最大で2時間を超えますから、車内にトイレが必要と判断しました。抜き取り施設は現在、工事中です」と話します。なお、筑紫車両基地は郊外にあり、スペースに余裕があるため、抜き取り施設を比較的簡単に整備できたといえるでしょう。

「ザ・レール・キッチン・チクゴ」は、3月23日(土)から運行を開始。5月31日までの運行計画によると、金曜と土休日に限り、天神大牟田線の西鉄福岡(天神)~大牟田間で、ランチコースの列車とディナーコースの列車として運行されます。料金はいずれも税込8640円。6月からは、太宰府線を含む西鉄福岡(天神)~太宰府間でも、ブランチコースの列車(税込3240円)が運行される計画です。

【了】

【地図】「レール・キッチン」の運行ルート

Writer:

鉄道誌の編集やウェブサイト制作業を経て鉄道ライターに。2020年から鉄道ニュースサイト『鉄道プレスネット』所属記者。おもな研究分野は廃線や未成線、鉄道新線の建設や路線計画。鉄道誌『鉄道ジャーナル』(成美堂出版)などに寄稿。おもな著書に『鉄道計画は変わる。』(交通新聞社)など。

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コメント

1件のコメント

  1. 車体がかわいい。

    「旅人」「水都」より落ちついた感じ。

    ラジオCMもバンバンやってるよね。

    一度見てみたい。

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