JALと成田国際空港「トーイングトラクター」を自動運転する実験 10月から
JALと成田国際空港がトーイングトラクターでコンテナを自動搬送する実証実験を行います。GPSやレーザー光のセンサーを搭載した自動運転トラクターが、空港の制限エリア内を走ります。
10月から2020年3月まで実験
JAL(日本航空)と成田国際空港は2019年9月20日(金)、飛行機に積み込む荷物のコンテナをけん引する「トーイングトラクター」を自動運転する実証実験を実施すると発表しました。
実証実験の期間は10月31日(金)から2020年3月31日(火)まで。成田空港第2ターミナル本館、サテライト周辺の車両通行道路と駐機場で行われます。
使われるトーイングトラクターはTLD社製「トラクトイージー(TractEasy)」。あらかじめ設定した経路を自動で走行することができます。また、搭載されたGPSアンテナやレーザー光を使ったセンサーで、他のクルマや歩行者との距離を検知できるとのこと。遠隔運航管理システムは、SBドライブ社製の「ディスパッチャー(Dispatcher)」を採用します。
航空需要の拡大が見込まれる一方、生産年齢人口の減少で労働力不足が懸念されている状況に対して、JALと成田国際空港は先端技術の活用を積極的に進め、生産性を上げることを目指すとしています。
【了】
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