リニア中央新幹線「神奈川県駅(仮称)」起工 品川へ10分 相模原市JR・京王橋本駅付近

JR東海が建設を進めている、超電導リニアモーターカーを使った中央新幹線。その神奈川県駅(仮称)について、工事が始まりました。起点である東京の品川駅から同駅までは、ずっと地下トンネルの首都圏第一隧道を行きます。

リニアは品川駅まで10分 大阪までも早期に

 リニア中央新幹線の神奈川県駅(仮称)は深さ約30mに設けられる、延長およそ1km、最大幅およそ50mの大規模地下構造物です。地下3階の層に2面4線の構造(下り線と上り線それぞれのホーム両側を囲むように線路が敷かれている構造)で、ホームを設置する計画。地上から開削していく方式での建設です。

 また神奈川県駅(仮称)は、品川~名古屋間の途中駅では唯一となる地下駅。工期を要するため、もっとも早い起工になったそうです。この地上では、相模原市が都市開発を進めます。

 なお、神奈川県相模原市内における中央新幹線の路線延長はおよそ23km。そのうち約21.8kmがトンネルで、地上区間は約1.3kmです。

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県立相原高校の跡地に設けられるリニア中央新幹線の神奈川県駅(仮称)。手前と奥の青いポールが駅の幅、赤いポールが駅の中心線を表す(2019年11月22日、恵 知仁撮影)。

 リニア中央新幹線の設計最高速度は505km/h。品川~名古屋間を最短およそ40分で結ぶ予定(現在の東海道新幹線「のぞみ」は285km/hで約90分)で、品川駅から神奈川県駅(仮称)までの所要時間は10分程度が見込まれています。なお京王線で新宿~橋本間は、最短で30分少々です。

 JR東海はリニア中央新幹線について、2027年が予定されている品川~名古屋間の開業後、大阪までの工事へ速やかに着手し、早期の開業を目指すとのこと。車両費を含む建設費用は、概算で9兆300億円。JR東海の自己負担で行われます。

【了】

【地図】リニア中央新幹線「神奈川県駅(仮称)」の場所と走行ルート

Writer:

鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。

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