小田急ふたたび御殿場へ アウトレット内 観覧車跡地にホテル&温浴施設 新展開の狙い

小田急が御殿場へ手を広げる狙い 進化する「御殿場プレミアム・アウトレット」

「箱根にいらっしゃる方のなかには、御殿場で富士山を見たいという方も多いです。箱根と御殿場が一体的な観光エリアになり、日本一の素晴らしいリゾートエリアになるのではと期待しています」(小田急電鉄 星野晃司社長)

 御殿場エリアは、小田急グループが幅広く事業を行っている箱根エリアに隣接。御殿場への展開で事業に面的な広がりを持たせること、そしてホテル事業の強化を小田急グループは狙います。

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左から三菱地所・サイモンの山岸社長、小田急電鉄の星野社長、小田急リゾーツの端山社長、若林御殿場市長(2019年12月9日、恵 知仁撮影)。

 またアウトレット施設内にこうしたホテル、温浴施設を設けることについて、「御殿場プレミアム・アウトレット」を手がける三菱地所・サイモン株式会社の山岸正紀社長は「単なるアウトレットから進化するにはどうしたらいいか」から始まり、今後は「日本有数のショッピングリゾート」にしていきたいと意気込みを語ります。

「御殿場プレミアム・アウトレット」では現在、第4期の増設工事が行われており、ホテルと温浴施設はそれにともなって設けられ、ひとあし早く開業したもの。2020年春には、店舗数およそ300(現在は約210)という、ホテルと温浴施設付きの巨大アウトレットモールに“進化”する予定です。

 なお12月15日(日)から29日(日)まで、オープン記念キャンペーンとして、「御殿場プレミアム・アウトレット」で税込3万円以上を購入したレシートを提示すると(レシートは当日のみ有効で合算可。1組1名1回限り。無くなり次第終了)、「木の花の湯」の無料チケットを1組に1枚プレゼントするキャンペーンなどが行われます。「木の花の湯」の利用料金は平日1600円、土休日1900円です。

【了】

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Writer: 恵 知仁(鉄道ライター)

鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。

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