諸元表「箱根登山鉄道 新型(5代目)ケーブルカー」
箱根登山鉄道がケーブルカーの車両を25年ぶりに更新しました。車内の混雑を緩和するため、座席はすべてロングシートに。日本語、英語、中国語、韓国語の4か国語に対応する案内表示器も車内に設置しています。おもな諸元を紹介します。
箱根登山ケーブルカーでの車両更新は25年ぶり
箱根登山鉄道が、強羅駅(神奈川県箱根町)と早雲山駅(同)を結ぶ箱根登山ケーブルカー(鋼索線)の車両を更新し、2020年3月20日(金・祝)より運転を開始ました。同社がケーブルカーの車両を更新するのは、実に25年ぶり。歴代車両から数えて5代目のケーブルカーとなります。
新型車両は2両編成(2本)。車体カラーは01編成が鉄道線の3000形「アレグラ号」と同じ「バーミリオンはこね色」、02編成が箱根山から見る青空をイメージした青色としています。観光シーズンの混雑緩和を図るため、車内の座席は01号車、02号車ともロングシートです。また、日本語、英語、中国語、韓国語の4か国語に対応した液晶式の案内表示器を設置しています。なお、台車部分は4代目ケーブルカーの流用です。
諸元(箱根登山鉄道 新型〈5代目〉ケーブルカー)
■編成・車号
01 ケ11-21
02 ケ12-22
■車体寸法
長さ:24770mm
幅:2420mm
高さ:3580mm
■定員(座席)
251人(58人)
■空車重量
17.7t
■最大乗車人員
251人(乗務員1名含む)