新型コロナ禍中に積極活動 強襲揚陸艦「アメリカ」 日本も他人事ではないその理由は?
優れた組織はいかなる事態に陥っても乗り切れるようバックアップを用意しておくものです。アメリカ海軍は主力の原子力空母が運用不能に陥ると、強襲揚陸艦が活動を活性化させました。実はこれ、日本もダイレクトに関わってくるお話です。
太平洋に展開中の米空母2隻で新型コロナウイルス確認
2020年に入って世界中で猛威を振るっている新型コロナウイルス、その影響は名実ともに世界最強の海軍であるアメリカ海軍にも及んでいます。アメリカ海軍によれば、4月27日(月)時点までに同軍内で約1300名の軍人を含む合計1536名が新型コロナウイルスの検査で陽性を確認されています。
なかでも深刻な被害を受けているのが、2020年1月から太平洋方面に展開していた空母「セオドア・ルーズベルト」です。4月末現在、グアムに寄港中の同艦では全乗員に対する検査が実施され、その結果955名の陽性が確認されたほか、1名が死亡しています。さらに、日本の横須賀に前方展開している空母「ロナルド・レーガン」でも、これまでに16名の乗員の陽性が確認されています。
このように、新型コロナウイルスの影響によりアメリカ海軍の即応性に若干の不安が感じられるなかで、まるでその不安を払しょくするかのように活動を活発化させている艦艇があります。それが、インド太平洋方面に前方展開している強襲揚陸艦「アメリカ」です。
でも”いずも”型では多くて10~12機程度。
そうなるとアルファーストライクで使えるのが4機そこそこ。
それで何ができる?という話。
それに早期警戒機が無ければそうそう艦から離れるわけにはいかない。
対潜機もいるしとなるとF-35Bの機数を削らないと乗せるスペースが足りない。
そうなると打撃力が落ちて有難味は落ちるが、High Value Unitであることは変わりがないから、それを守る艦艇、航空機が少ないと使い道が無くなるわな。