新型コロナ禍中に積極活動 強襲揚陸艦「アメリカ」 日本も他人事ではないその理由は?

優れた組織はいかなる事態に陥っても乗り切れるようバックアップを用意しておくものです。アメリカ海軍は主力の原子力空母が運用不能に陥ると、強襲揚陸艦が活動を活性化させました。実はこれ、日本もダイレクトに関わってくるお話です。

存在感を強める強襲揚陸艦「アメリカ」

「アメリカ」は、2019年12月に日本のアメリカ海軍佐世保基地へ配備されたばかりで、就役も2014(平成26)年と、現在アメリカ海軍で運用されている艦艇のなかでは最新鋭の強襲揚陸艦です。

 その特徴は何といっても航空機の運用能力で、ヘリコプターや戦闘機など30機近い航空機を搭載できます。さらに、従来の強襲揚陸艦よりも格納庫のスペースが拡張されたため、航空機のより柔軟な運用が可能です。

 しかし、その一方で従来の強襲揚陸艦に存在したウェルドック(LCACのような上陸用の舟艇などを搭載するスペース)が廃止されたため、たとえば戦車や装甲車のような大型車両を沖合から上陸させる能力は有していません。

 この「アメリカ」は、2020年1月末に佐世保基地を出港して以来、インド太平洋地域において長期間の積極的な展開活動を実施してきました。そして、それは新型コロナウイルスがアメリカ海軍の活動に支障をもたらすようになって以降も変わりません。

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南シナ海での米豪共同演習にて。写真中が「アメリカ」、写真左がオーストラリア海軍のフリゲート「パラマッタ」(画像:アメリカ海軍)。

 4月10日(日)には東シナ海で海上自衛隊の護衛艦「あけぼの」と、そして4月21日(木)には南シナ海でオーストラリア海軍のフリゲート「パラマッタ」と、それぞれ共同訓練を実施しました。

 こうした共同訓練を実施することで、アメリカ海軍は、このような状況下でも即応性を維持し、この地域におけるプレゼンスを示し続ける姿勢を明確に示す狙いがあったのではないかと筆者(稲葉義泰:軍事ライター)は考えます。

【写真】けっこう狭そう? 「アメリカ」フライトデッキのF-35B

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コメント

1件のコメント

  1. でも”いずも”型では多くて10~12機程度。

    そうなるとアルファーストライクで使えるのが4機そこそこ。

    それで何ができる?という話。

    それに早期警戒機が無ければそうそう艦から離れるわけにはいかない。

    対潜機もいるしとなるとF-35Bの機数を削らないと乗せるスペースが足りない。

    そうなると打撃力が落ちて有難味は落ちるが、High Value Unitであることは変わりがないから、それを守る艦艇、航空機が少ないと使い道が無くなるわな。

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