【懐かしの国鉄写真】営業運転開始前に撮影と試乗 国鉄301系見学会

営団地下鉄東西線との相互直通運転用に国鉄が投入した301系電車。営業運転を開始する前には、鉄道友の会主催による撮影と試乗を行う見学会が行われました。今回は見学会に参加したときの写真20点をご覧いただきます。

電車区構内はほぼ満線 中間車の形式写真を撮るのがやっと

 国電中央線は1966(昭和41)年4月28日に中野~荻窪間の複々線化が完成し、同日から地下鉄東西線との直通運転が荻窪~竹橋間で開始されました。この時点では営団地下鉄の5000系電車のみの運転でしたが、同年10月1日の竹橋~大手町間開業にあわせて国鉄も301系電車を35両(7連5本)新製し、同日から国鉄、営団車両による相互直通運転が実現しました。

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クモユニ82形800番代(左)と並ぶ301系。三鷹電車区車庫線の西端(高尾寄り)からの撮影。午前中なのでまだ逆光になっている(1966年8月28日、楠居利彦撮影)。

 301系は1966年8月になると落成した編成が三鷹電車区(現・三鷹車両センター)に搬入され、8月28日に鉄道友の会による見学会が実施されました。午前10時頃に現地集合、電車区内で見学、撮影ののち三鷹~高尾間の1往復を試乗して昼頃に解散、というスケジュールだったと思います。

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東京寄りから。301系はドアが開いているので車内が見える。クモユニ82形は「41-7 盛岡工」の標記が読めるので、トップナンバーの800と思われる。ただし、『旧型国電車両台帳』(ジェー・アール・アール刊)によれば同車の竣工は昭和42年3月31日になっている。右は101系の試作車と編成から外れたクハ76形(1966年8月28日、楠居利彦撮影)。
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別の編成が本線に近い線路に留置されていた。となりの181系は先頭車がクハ180形なので「あさま」用の編成。営業運転開始当初の「あずさ」は「とき」と共通運用だった(1966年8月28日、楠居利彦撮影)。

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Writer: 楠居利彦(鉄道ライター)

1946年、東京生まれ。中央線の沿線で育ったので、鉄道は複線で電化され、長編成の電車が頻繁に走るものと認識している。鉄道誌の創刊に関わり、車両データ本の編集を担当した。趣味は鉄道模型製作。

 
    
 
    

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