「らしくない」形の自動券売機なぜ? 「対面主義」のえちぜん鉄道 初導入の背景は

福井県内を走る第三セクター、えちぜん鉄道に一風変わった自動券売機が導入されました。それまで対面でのやり取りを重視し、きっぷは窓口販売のみだったという同社にとって初めての券売機です。導入の理由や経緯を取材しました。

券売機がなぜ「一風変わったジャンボサイズ」なのか? 理由を聞いた

 また、券売機がジャンボサイズである理由は、操作画面こそ利用客向けにアレンジされているものの、そのほかは係員が扱う機械やシステムがそのまま使われているためです。

 なお、えちぜん鉄道と相互乗り入れを行っている福井鉄道でも、同様の券売機が設置されています。元々、えちぜん鉄道で使用されていた発券システムが、福井鉄道に導入されたのち自動券売機にも採用、そのうえでえちぜん鉄道に“逆輸入”されたそうです。

 食堂で見られるボタンが並んだタイプの券売機よりもコストを抑えつつ、「窓口をひとつ増やす感覚」と佐々木さんは説明します。さらに、券売機が窓口の発券システムと同様であるメリットとして「係員が新たに仕組みを覚えなくて済む」「何かトラブルが起きてもすぐに対応できる」ことが挙げられます。

 新型コロナウイルス感染症の影響から、この春は券売機の出番が少なかったそうですが、これから本領を発揮してくれることでしょう。

【了】

【写真】独特スタイル! えち鉄唯一の自動券売機

Writer:

1988年、福井県出身。慶應義塾大学商学部卒業。出版社勤務を経て現在に至る。2015年1月にJR全線完乗。鉄道と旅と牛乳を中心とした随筆、紀行文で活躍。神奈川県在住。

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