日本の「標高の高い空港」トップ5はどこ? 離陸の難易度にも深い関係あり
平野部や海岸近くにあることが多い日本の空港のなかで、もっとも標高が高いのは標高657mの松本空港です。それ以降に続くのはどこの空港なのか、トップ5を挙げました。またこの標高、離陸の効率に影響を及ぼすこともあるようです。
3位の広島空港は作りも特徴的
静岡県を拠点とする地域航空会社、FDA(フジドリームエアライン)が2020年6月、長野県にある松本空港(信州まつもと空港)に就航して10年を迎えました。
この松本空港、「日本で一番空に近い空港」を名乗るとおり、日本で航空会社が定期便を運航している空港のなかで、もっとも高い標高657mにあります。
日本の空港は、比較的平野部や海岸近くにあることが多いなか、2位以下の空港を大きく引き離し、いってしまえばダントツの高さにあるといえるでしょう。これに続く、標高の高い国内空港はどこになるのでしょうか。
松本空港に次いで2位にランクインしているのは、福島空港で、標高372mです。2020年6月現在、国内線では新千歳、伊丹への定期便が運航されているほか、台湾や東南アジアからの国際チャーター便なども飛んでいます(新型コロナの影響でいずれも運休中)。
3位以降は松本と福島の2空港ほど大きな差は生じません。3位となったのは、広島空港で、標高331mです。中国地方で最多の利用者を持つ空港で、三原市の起伏の激しい地形のなかにあることから、たとえば滑走路に西側の進入灯が、もともとの地形のまま対応するため橋のようになっているなど、国内の空港のなかでは比較的ユニークなつくりをしています。
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