「令和島」に行ってみた 新たな海底トンネルも通じた東京の「果て」 今後どう変化

東京港に新しく開通した海底トンネル、その道は「令和島」と呼ばれる場所に通じています。東京オリンピック・パラリンピックにおいて重要な役割を果たす、新たな道路を通って行きつく東京の「果て」、今後大きく変貌しそうです。

「令和島」どんな場所になる?

 令和島の名に決まった理由について大田区は、令和に改元された年(2019年)に帰属が決まったこと、また平和島や昭和島といった既存住所との一体感もあり覚えやすいことなどを挙げています。一部報道によると、「令和」の名がついた住所としては全国初と見られるそうです。

 この地区では現在、東京港における新しいコンテナターミナルの整備が進んでおり、一部はすでに供用済みです。これにともなうコンテナ需要の増加に対応するために、東京港海の森トンネルと海の森大橋を含む「臨港道路南北線」が建設されました。

 従来、お台場側と中央防波堤を結ぶルートは、令和島地区からまっすぐ北へ伸び、海底トンネルを経て青海地区に通じる「青海縦貫線」1本でした。東京都港湾局 港湾整備部によると、青海地区にもコンテナターミナルがあり、貨物船の発着前後には青海縦貫線でトラックの渋滞が見られるといいます。このため、青海縦貫線に並行して臨港道路南北線を建設し、お台場方面とのルートを二重化したのです。

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新海面処分場のAブロック(帰属未定)付近から令和島のコンテナターミナルを望む(2020年7月、乗りものニュース編集部撮影)。

 また、臨港道路南北線は前出の通り、東京オリンピック・パラリンピックの競技場が設けられる海の森公園に近く、大会時には選手や関係者の重要な輸送ルートになる見込みです。中央防波堤からお台場方面へ、臨港道路南北線をまっすぐ北上すると、豊洲市場を抜け、環状2号線に接続します。この環状2号線は、晴海の選手村に通じる大会関係者のメインルートです。

 ちなみに、中央防波堤外側埋立地の海側は「新海面処分場」と呼ばれ、現在も埋立により徐々に拡張しています。この新海面処分場は、最終的に東京ドームの約68倍もの面積になるとされていますが、帰属は決まっていません。

【了】

【地図】令和島の位置

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