危うく免許失効の危機! 新型コロナ下の「運転免許更新」に潜む罠とは?

「延長手続き」って…何?

 改めて調べてみたところ、更新手続き休止中は「運転免許証の有効期間の延長手続」をするよう、警視庁からアナウンスされていました。ゴールデンウィークが明けた5月某日、早速その「延長手続」なるものをするため、都庁第二本庁舎にある新宿運転免許更新センターへと足を運びます。

 更新業務休止中にもかかわらず、運転免許センターにはそこそこの混雑が見られました。通知ハガキを手に受付を訪ね免許証を差し出すとると、その裏に更新期間延長の旨を記すハンコが押され、延長された有効期間の日付が記入され即座に返却されます。ほんの数分のことでした。

 書き込まれた有効期間は9月8日とあります。本来の失効日が6月6日であるため、およそ3か月間の延長ということになります。そのころには新型コロナも落ち着いているだろうか、などと、また呑気に考えていました。

 やがて6月、警視庁から運転免許更新業務の再開がアナウンスされました。ただし、有効期間の延長手続をすでに行っている場合、延長後の有効期間が1か月未満であることが更新を受け付ける条件とのこと。よって筆者の場合、8月9日以降でないと更新ができないというわけです。

 この、およそ2か月の待ち時間が、危うく免許失効という事態を招いたのでした。要するに、ド忘れしていたのです。

【写真】延長手続きした人は一度確認してみてほしい「免許証の裏」

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