危うく免許失効の危機! 新型コロナ下の「運転免許更新」に潜む罠とは?
コロナ下の免許更新 気を付けるべきポイントは?
ここでひとつ言い訳をするならば、運転免許の更新期間延長をした場合、その延長期限が迫っても、更新通知ハガキのようなお知らせは一切ないのです。よって、ついうっかり忘れてしまっても仕方が……いえ、完全に自業自得ですね。
筆者がふと免許更新のことを思い出したのは、延長期間終了まで10日ばかりとなった8月末の週末ことでした。延長手続きの際に指定した場所でのみ更新手続きを受け付ける、との制約もあり、しかも新宿運転免許更新センターは平日のみ受け付け。決してド忘れしないよう、その週末は目に付くところに免許証を出したままにしておきました。
そうして迎えた8月31日(月)、受付開始時刻の午前8時半、筆者は都庁第二本庁舎にて、これまでこの場所では見たことのない長蛇の列を目にします。その最後尾では、係員による検温も実施されていました。コロナ対策の徹底がうかがえます。
40分ほど並び、視力検査や写真撮影など一連の手続きをし、最後に優良運転者講習を受ければ終了という段になったわけですが、その講習の開始時間はおよそ2時間後とのこと。これまで何度か経験した運転免許更新で、こんなに待たされるのは初めてです。
とはいえ、いざ講習の時間になってみて、その理由がわかりました。コロナ対策の一環でしょう、講習室に用意された座席数が従来の半分程度なのです。なるほど、待たされるわけです。ちなみに午前11時過ぎの段階で案内されていた(つまり、午前11時過ぎに受講受け付けを済ませた場合の)優良運転者講習の開始時間は、午後3時過ぎでした。
ともあれこのように、筆者の運転免許証は無事、更新することができました。延長手続きをしている場合は、その有効期間に注意しつつ、いざ更新手続きする場合も、その日は半日潰れる覚悟で臨んだほうがよいでしょう。
【了】
Writer: 喜多 雅(ライター/シナリオライター)
富良野塾出身。おもにアニメ原作ゲームのシナリオを手掛ける。
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