“欧州最大の空母”正式に建造が決定! どの程度の大きさ!? 就役までの期間はどの程度か?
マクロン大統領がフランスの海軍力強化のため、新たな空母を建造すると述べたと2025年12月21日、欧州の複数のメディアが報じました
現状の空母よりもかなり大型に!
フランスのエマニュエル・マクロン大統領が、アラブ首長国連邦(UAE)アブダビの基地に集まったフランス軍将兵に対し、フランスは海軍力強化のため、新たな空母を建造すると述べたと、2025年12月21日、欧州の複数のメディアが報じました。
マクロン大統領は、徹底的かつ包括的な検討を行った結果、フランス海軍に新たな空母を配備することを決定したと説明しています。なお、この計画は12月中旬ごろに決定したとのことです。
現状、フランス海軍は原子力空母「シャルル・ド・ゴール」を保有していますが、今回建造が発表された艦は、同艦の後継艦となります。
次世代原子力空母は、現時点では「PA-NG」と呼ばれており、実は正式な建造承認以前から作業が進められていました。9月25日には、ナーバル・グループ傘下のシェルブール造船所で、K-22原子炉を収納する隔壁用鋼板の溶接作業が開始されています。
これまでに公表されている情報によると、満載排水量は約7万5000トン、全長は約300m、最大幅は約80m、速力は27ノット(約50km/h)とされています。乗員は約2000人で、新型のステルス戦闘機を30機搭載し、電磁式カタパルトを装備する予定です。
満載排水量が約4万3000トンの「シャルル・ド・ゴール」と比べると大幅に大型化することが明らかとなっており、完成すれば欧州最大の空母となります。アメリカ海軍のニミッツ級原子力空母や、中国人民解放軍海軍向けに就役したばかりの通常動力空母「福建」に近い規模の艦になるのではないかと予想されています。
建造には相当な年月を要すると見込まれており、海上公試は2036年ごろ、就役は2038年ごろになるとされています。





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