日産セレナが6代目へとフルモデルチェンジ!使い勝手は?走りは?進化したポイントをチェック〈PR〉
使い勝手最高! と叫びたくなるバックドアとラゲッジスペース
家族でレジャーに出かける時には、ラゲッジの使い勝手が重要なポイントになります。そして、「セレナ」はバックドアが上下二分割で開閉できる「デュアルバックドア」仕様です。
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これは、壁や屋根があってバックドアを全開にできないような狭い場所でも、通常の1/2しか前後幅を取らない上半分だけを開けて荷物を出し入れできるのが大きな魅力です。しかも、手を伸ばせばラゲッジアンダーボックスにまで届くように進化したおかげで、買い物など日常のお出かけではほぼ、上半分の開閉だけでも事足りるのがありがたいところ。子どもが小さいうちは片手に抱っこしたり、手を繋いだりしたまま荷物を出し入れすることも多いため、これは本当にストレスなしです。
さらに、キャンプといったアウトドアレジャーなどの際には、3列目シートを格納すると大きな荷物もたくさん積むことが可能です。格納時の出っ張りが最小限で低い位置にあるので、運転する時に後方視界を邪魔することもなし。
スマートセンターマルチシートを前にスライドしておけば、26インチ自転車がラクラク積めるほか、ラゲッジアンダーボックスだけでも深さがあって大容量なので、ボールなど転がりやすい遊具や、見せたくない着替えや洗車道具などもバッチリ収納できます。
加えて、アウトドアスポーツなどでもガンガン使いやすい、防水シート仕様が用意されているのも嬉しいところ。濡れたウェアやギアを積んでも汚れにくく掃除がラクなので、いつもきれいな車内を保てそうです。
ガソリンモデルならではの特長は?
さて、今回お出かけしたのは2.0Lのガソリンモデルでした。もしそうと知らなければ、e-POWERと区別がつかないほど、発進から静かで軽やかに走ります。欲しいところでしっかりとパワーが引き出せて、加速と減速のコントロールも反応がよく、市街地のストップ&ゴーがとてもなめらかです。
そして高速道路に入ると、合流までの短い走りにおいても、リニアで余裕たっぷりの加速を見せてくれました。ボディがしっかりと一体になっている感覚があり、安定感があるので安心してハンドルを握れます。ガソリンモデルにはパドルシフトが標準装備なので、ジャンクションなどでの減速も、無駄なく落ち着いた挙動が得られることに感心しました。
実はこのガソリンエンジンは、型式は変わっていなくても、新コントロールバルブ採用の新世代CVTとの制御ロジックを大幅に進化させています。さらに、剛性が50%もアップした新開発の高性能サスペンションを装備し、「フェアレディZ」でも使われているステアリング方式をミニバンで初採用しています。それが、こうしたリニアでなめらかで安定感のある走りにつながっているのだと感じました。
新型「セレナ」は「家族のお出かけの悩み」にも着目
新型「セレナ」は家族のお出かけで悩む人が多い、クルマ酔いにも着目し開発されました。嗅覚、視覚、ストレス軽減や体性感覚といったあらゆる角度から徹底的に科学し、クルマ酔いの原因を排除したといいます。苦手な人が多い新車臭が少ないことや、腹部への圧迫を軽減するシートベルトバックルなどに加えて、コントロールしやすいアクセル操作性やカックンブレーキにならないブレーキ操作性といったところも、クルマ酔い防止に貢献します。これらは乗り心地の良さ、運転しやすさや安心感にも効いており、静粛性もアップしているので、結果として家族全員が快適な走りとなっているのです。
これは、設定した速度内で前走車との車間距離を維持しつつ、車線の中央を走るようにアクセル、ブレーキ、ハンドル操作をアシストしてくれる、先進の安全運転支援システムです。日産はこの技術を先代「セレナ」にいち早く搭載しましたが、それも「家族のお出かけを少してもサポートしたい」という想いからだそうです。
そして家族のお出かけとなると、1日たっぷり遊んだ帰り道の運転がツライ、という人も多いことでしょう。その点新型「セレナ」には、全車標準装備の「プロパイロット」がついています。
トップグレードとなるLUXIONには、ハンズオフ機能がついた「プロパイロット2.0」が搭載されています。標準のプロパイロットも、NissanConnectに入るとナビリンク機能が使えるようになり、カーブやジャンクションなどをあらかじめ把握してくれて、スピードを出しすぎたりしないようにコントロールしてくれるという、とても頼もしい機能です。
こうして見てくると、初代から脈々と受け継いできた「セレナらしさ」に加えて、さらに強く、進化した“家族への想い”がたくさん詰まっている新型「セレナ」。親も子どもも「また行こうね」と言いたくなる、そんなドライブができるはずです。
【了】
Writer: まるも亜希子(カーライフ・ジャーナリスト)
カーライフ・ジャーナリスト。20年以上に及ぶ国内外での取材経験を生かし、雑誌・ウェブサイト・TV・ラジオ・トークショーなどに出演・寄稿する他、安全&エコドライブのインストラクターも務める。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員(2006年〜)。現在はYoutube「クルマ業界女子部チャンネル」でもユルく楽しいカーライフ情報を発信中。