生産終了の巨大機「エアバスA380」 ラスト1機組み立て終了 完成までカウントダウンへ
生産開始は2002年、18年の歴史が終わります。
ヨーロッパの航空機メーカー、エアバスの執行役員ジュリー・キッチャーコミュニケーション担当副社長執行役員は現地時間2020年9月24日(木)、自身のTwitterで、A380型機の最後の1機の組み立てが完了したという趣旨の投稿をしています。
A380型機は総2階建ての胴体をもつ、いわゆる「超大型機」です。エミレーツ航空が最大の機数を保有しているほか、日本でもANA(全日空)が「ウミガメ」の特別塗装を施した「フライングホヌ」として、平時は成田~ホノルル線に投入しています(新型コロナの影響で2020年9月現在定期便運航なし)。生産開始は2002(平成14)年でした。
エアバスは2019年、エミレーツ航空が発注をキャンセルしたことなどにともない、2021年をもってA380型機の生産を終了すると発表済みです。
現地メディアなどの報道によると、最後の1機はエミレーツ航空に向けたもの。現時点では完成ではなく、今後は昇降舵など細かな部品の取り付け、テストなどを実施する予定とのことです。
【了】
コメント