「どーやって4車線化するの…」だった断崖絶壁グネグネ国道が大変化!? “開通時期見直し”後の進捗は? 大阪-三田の大幹線改良「名塩道路」

兵庫国道事務所が、改良を進めている国道176号「名塩道路」での工事の最新状況を収めた動画を公開しました。

大迫力の「橋桁工事」! 動画が公開に

 兵庫国道事務所は2026年2月12日、改良事業を進めている国道176号「名塩(なじお)道路」での工事の様子を収めた動画を公式X(旧:Twitter)で公開しました。

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2025年11月末時点での国道176号「名塩道路」の進捗について(画像:兵庫国道事務所)

 名塩道路の事業は国道176号のうち、兵庫県西宮市から宝塚市に至る計10.6kmで4車線化や道路線形の改良を行うものです。この区間は大阪方面から三田・福知山方面へ抜ける主要幹線ですが、険しい山岳エリアのため雨量規制が敷かれているほか、狭隘で急カーブも連続しています。

 これまでに全体の7割以上で4車線化が完了。2026年2月時点では、中国道と阪神高速7号北神戸線が分岐する西宮山口JCTの西側2.1kmと、JR生瀬駅付近の2.2kmが事業中となっています。

 このうち、後者の区間は武庫川沿いの絶壁の下を通るため、拡幅が困難な現場でした。そのため、4車線化に当たっては山側に2車線の「生瀬トンネル」を建設。トンネル部と地上の切土部(2車線)進行方向を分離したうえで、合計4車線を確保する計画です。

 生瀬トンネルは2024年2月に開通を迎え、以降はこのトンネルで上下2車線を暫定的に賄っています。また、本区間では引き続き切土部の道路を建設しつつ、災害対策としてトンネル上の断崖を削り取る工事も進めていました。

 しかし、当初は想定していなかった硬質岩が施工箇所に分布していることが後に判明。断崖の上と下での同時作業は岩塊落下の危険があるほか、硬い岩への対応に時間を要することから、2025年2月に開通時期の見直しが発表されています。

 その一方、岩塊落下のリスクが比較的低いトンネル区間の周囲では、地上部の道路建設が進められている模様。このうち、生瀬トンネル以東での工事状況を収めた動画が今回Xで公開されました。この区間では、橋桁を武庫川の沿岸に張り出す形で設置して車線を形成する計画であり、動画には巨大な橋桁がクレーンで架設される様子が早送りで収録されています。

【写真・地図で見る】これが「名塩道路」の工事進捗です

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