「新幹線の自動運転」を試験開始へ 上越新幹線 E7系で2021年に試験走行

新幹線も運転士いらずの時代へ!

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自動運転に向けた試験を行うE7系新幹線(画像:写真AC)。

 JR東日本は2020年11月10日(火)、新幹線の自動運転に向けて、E7系新幹線を用いた試験走行を行うと発表しました。

 走行試験が行われるのは、新潟駅~新潟新幹線車両センター間の約 5km。実施期間は2021年10月~11月ごろの予定です。

 試験内容は「ATO機能」と「ローカル5G」が焦点です。

 ATO機能の検証は、列車が準備でき次第、遠隔で発車し、自動で加減速し、決められた位置に停車し、また緊急時に遠隔で列車を止められるかどうかの確認です。

 ローカル5Gの性能確認は、新幹線と指令室等との間で大容量の情報をリアルタイムで送受信できるかどうかの可能性検証です。今回は沿線に基地局を設置し、伝送試験を行います。

 JR東日本では、2018年7月にグループ経営ビジョン「変革2027年」を発表し、運転士のいらない「ドライバレス運転」の実現を目標としています。新幹線の自動運転に向けては、試験車両E956形「ALFA-X」でも、夜間走行試験などの実験により技術蓄積が行われていきます。

【了】

【画像】今回行われる試験の内容

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コメント

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4件のコメント

  1. 加速後に威力を発揮する定速制御は一部の新幹線が既に搭載していたし、止める方も最後の位置合わせを除けば自動運転のようなものだったのでは。問題は運転士には単に運転操作をするだけではない役目があるのではないかということだ。異常時の乗客の避難誘導もしなければならないだろう。 
    無人列車は新幹線特例法をたてに駅間で野生動物「かなにか」をはねた音がしても止まらなくてよいのかどうか(同じことは無人運転が決定している中央リニアにもいえる)。

  2. 電車の運転ってレバー1本2本いじるだけで機械でも余裕でできる作業だし
    踏切が無いならお台場のゆりかもめと全く変わらない
    緊急事のためならば、警備員乗せる方が合理的
    新幹線の運転手は今の内に、資格勉強した方が良さそう

  3. まずは終着駅と車庫の間を無人にできないかという研究ではないですか。どこかの地下鉄の駅と車庫の間では無人運転が早くから行われていると聞きました。ただしその間は外部とはシェルターでほぼ覆われているそうです。

  4. ①いきなり乗客のいる区間では無人運転の実験はできないので、回送列車しか走らない区間
    ②JR東日本管内
    ③有人と無人の切り替えをするため駅を起点とする区間
    ④軌道が隔離されている新幹線区間(在来新幹線区間は×)
    と考えていくと、実験できるのは結局この区間しかないかもね。
    越後湯沢ーガーラ湯沢間というのもありかなと思ったが、冬になると営業車両が来ちゃうから実験できなくなるしね。
    新潟でしっかり実績を積んだ後は高速試験として深夜に仙台盛岡、ついで仙台新青森、しらっと日中にも訓練が始まり、まずは運行形態がシンプルな上越新幹線から営業車両での自動運転開始。
    次に東日本完結の東北新幹線区間、北陸新幹線区間まで広げて、最後は他社線区間(北海道と西日本)。
    在来新幹線区間はさすがに最後まで無理でしょうね。