徳川ゆかり名古屋城三之丸に 江戸へつながる「超電導リニア巨大穴」現れる

名古屋城のすぐそばに、深さ約90mもの巨大な穴が出現。建設が進められているリニア中央新幹線の「名城非常口」です。その大きく深い穴の底へ、実際に降りてみました。またここから、中央新幹線のトンネルも造られていきます。

巨大な穴の底に書かれていた江戸の方向 出発進行シールドマシン

 名城非常口は2016年11月7日の着工。地表面から掘削した深さは約89.1mで、非常口の底は厚さ約5.6mの鉄筋コンクリートになっています――すなわち、穴の底に立ったとき、そこは深さ83.5mの場所、ということです。

 この名城非常口は、リニア中央新幹線の本線を建設するにあたっての拠点にもなります。

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穴の底の江戸(品川)側。赤い三角の内側にリニアの本線トンネルが造られる(2020年11月12日、恵 知仁撮影)。

 その穴の底へ、「シールドマシン」という横方向に穴を掘りながらトンネルを造れる機械を投入。発進させることで、最高速度500km/hの超電導リニアが走る外径およそ14mの道「第一中京圏トンネル」が形づくられていくのです。

 名城非常口では現在、たて穴内部の壁が構築されており、完成は2022年7月の見込み。その後、シールドマシンが“発車”する予定です。

 また、同様に大深度地下を行く東京でも巨大な穴「北品川非常口」が造られており、こちらは2021年度初頭に、シールドマシンが“発車”する予定です。

 なお、外環道の地下トンネル工事が進められている東京都調布市で2020年10月に起きた道路陥没事故についてJR東海は、「報道のことは承知しています。様々な情報を集め、必要な対策を講じ、リニアの工事を進めています」と話しています。

【了】

【画像】写真撮ってて正直、恐怖しかなかったです…リニアの穴の底、見下ろしてみた

Writer:

鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。

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1件のコメント

  1. 井の中の蛙空の青さを知る、って感じの写真

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