新設の道路標識「青地にバス/トラック/タクシー」どんな意味? 激レア化必至のワケ
しばらくは「幻の標識」に?
特定車両停留施設は、2016年に国交省主体で整備されたバスタ新宿の成功を受けて考えられたものです。バスタ新宿は、それまで駅周辺に点在していた高速バス停を集約したことにより、周辺道路の混雑解消や交通安全の確保に大きく貢献したといいます。
こうした交通拠点の整備が、ひいては道路そのものにもよい影響を与えることから、国交省は「バスタプロジェクト」と銘打ち、全国の主要駅で同様の展開を計画しています。
ただし、バスタ新宿そのものは、特定車両停留施設のスキームでつくられたものではないため、「許可車両」の標識は設けられないとのこと。
特定車両停留施設の整備は、北は札幌駅前、南は長崎駅前まで全国で検討されているものの、2020年11月現在で事業化されているのは、品川駅西口、新潟駅前、神戸三宮駅前の3か所のみで、これから整備が進められます。国土交通省路政課によると、「許可車両」の標識が実際に見られるようになるのは、数年先だということです。
【了】
Basta!
ポルトガル語、スペイン語、イタリア語では「もうたくさんだ!」と解釈することもできます。