【超貴重】歴史に幕 ANA「紙の時刻表」66年でどう進化? 初期の厚紙時代から見てきた

ANAの時刻表が、紙から、ウェブを用いたオンライン式に完全移行します。同社の協力のもと、初期のものから今までの時刻表を見ることができました。66年にもわたる「紙の時刻表」の歴史は、ダテではありません。

最初はメモ用紙サイズの厚紙1枚…

 ANA(全日空)が、2021年から紙の時刻表をやめ、ウェブを用いたオンライン式の時刻表へ移行します。同社で時刻表の発行が始まったのは1954(昭和29)年です。66年の歴史に終止符が打たれることになります。ANAの協力のもと、これまでの時刻表を実際に見ることができました。

 ANAの現行の時刻表といえば、縦型の手帳サイズでオールカラーのもの。時刻表のほか、シートマップなどの情報が約60ページにもわたって記載されています。ただ、もちろん当初からこのスタイルだったわけではありません。

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2019年の「ANA時刻表」(2020年11月27日、乗りものニュース編集部撮影)。

 最初期の時刻表は、メモ用紙サイズの厚紙1枚のもの。その後2つ折り、3つ折り、と徐々に分量が多くなっていきました。

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1957年から1958年ごろの「ANA時刻表」(2020年11月27日、乗りものニュース編集部撮影)。

 ANAが初めて導入したジェット旅客機「ボーイング727」が就航する1964(昭和39)年になると、表紙の色は毎月変わり、ボーイング727のイラストと、表紙上に「全日空」、下には旧社章の「ダヴィンチのヘリ」と「ALL NIPPON AIRWAYS」の文字が並ぶ「時刻表」らしいデザインに。冊子には、時刻表だけでなく、運賃も載っていました。

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コメント

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2件のコメント

  1. 海外には、鉄道の紙の時刻表をなくしてしまったところも少なくないのです。

  2. (この先同じ内容をPDFで用意するものだと思ってるけど)
    でも結局印刷して持参しそう。
    画面では気づかなくても印刷して分かることって結構あるし...。