「2枚きっぷ」31区間発売終了へ 新幹線用は全廃 JR九州の割引きっぷコロナで大幅縮小

「九州ネット早特7」なども対象に。

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特急用の885系電車(2004年3月、恵 知仁撮影)。

 JR九州は2020年12月24日(木)、新型コロナウイルス感染拡大に伴う利用減少に合わせて、一部割引きっぷの発売終了や価格改定を行うと発表しました。概要は次のとおり。

●2021年3月31日(水)発売分(利用開始分)をもって発売終了
・九州新幹線2枚きっぷ:全21区間
・九州新幹線日帰り2枚きっぷ:全5区間
・2枚きっぷ:在来線全51区間のうち31区間
・京都往復割引きっぷ・大阪往復割引きっぷ・神戸往復割引きっぷ:全21区間
・新幹線往復割引きっぷ:全7区間

●3月31日(水)乗車分をもって発売終了
・つばめ限定!九州ネット早特7:全1区間(博多~熊本)
・JQ限定!九州ネット早特14:全1区間(博多~鹿児島中央)

●4月1日(木)発売分から値上げ
・2枚きっぷ:在来線全51区間のうち9区間
・B&Sみやざき2枚きっぷ:全5区間

●4月1日(木)乗車分から値上げ
・九州ネットきっぷ:在来線またがり含む九州新幹線区間83区間のうち15区間
・九州ネット早特3:九州新幹線の全2区間
・九州ネット早特7:九州新幹線の全2区間
・B&Sみやざきネットきっぷ:価格改定1区間、新規設定4区間

「2枚きっぷ」は指定区間の特急を利用できる2枚1組の商品です。今回の発売終了区間には、「博多~黒崎」「福岡市内~宮崎・都城」「北九州市内~長崎」「熊本~大分・別府」「宮崎~都城・西都城」などが含まれます。値上げは「福岡市内~別府・大分」(現行6300円→改定後6600円)、「博多~佐賀」(2300円→2500円)、「南宮崎・宮崎~延岡」(4700円→5200円)などです。

 なお、割引きっぷは発売終了も券面記載の有効期間終了日まで利用が可能です。また、発売終了を迎える区間については、インターネットで購入できる「九州ネットきっぷ」などがあります。

【了】

【一覧】「2枚きっぷ」発売終了31区間と値上げ9区間

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コメント

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4件のコメント

  1. 了様ありがとうございます。やっぱり窓口販売の削減、オンライン販売の強化でありますね。あと、値上げはやむを得ないですね。

  2. 通常の物品販売と違い「在庫」は乗車券用の「紙」のみのはず。 ネット予約よりも高めの料金設定で残しておけばいいのに。 ネットを使えない客、使えるが使いたくない客(会員登録等)、九州外在住などあまり使わない客を取りこぼすじゃないか。

    • >ネット予約よりも高めの料金設定で残しておけばいいのに。
      残したら多少なりともコストがかかりますよ。
      高くていいんだったら、割引なしの普通のきっぷでいいんでは。

  3. 九州新幹線ができるまでの特急と比較して、博多-鹿児島間の料金が2倍になった。
    時間が早くなっても、便数が減った在来線への乗り換えで1時間近く待たされる。
    出張や帰省時には車が必要になるのでレンタカーも借りるし、それならもう車で行った方がずっといい。
    運転できない人は、他に選択肢も無いし可哀想。