チャック・イェーガー「人類初音速突破」のカラクリ 実は音速超えはその前にもいた!?

97歳でその生涯を閉じたパイロットのチャック・イェーガー氏は、「世界で最初に音速を突破した人類」として知られています。しかし、彼が初というのは正しいと言えないところも。そのカラクリや来歴を見ていきます。

実は存在!? イェーガー氏の前に「音速を突破した」記録

 実は、イェーガー氏の音速突破の前に、戦闘機が音速を超えたという記録も存在します。アメリカ空軍の戦闘機が急降下中に達成したとか、第2次世界大戦直前のドイツで、ジェット試験機やロケット試験機が、こちらも急降下中に音速を突破したという記録が残っているのです。

 ただし、この当時、まだ音速を記録する速度計が完成していたわけではなかったので、公式に「音速突破」を記録したというものではありません。当時、ピトー管(大気圧と風圧を使って対気速度を計る装置)と速度計のシステムは音速より低い速度帯である「亜音速」でしか数値を表示することができなかったため、音速を突破した際に出る「衝撃波」らしきものを、その証明としたのでしょうか。

 その後、地上から飛び上がって水平飛行で音速突破飛行可能な機体として、アメリカ空軍のF4Dや、アメリカ空軍のセンチュリーシリーズ、ソビエト連邦のMiG-19などが開発されました。

 なお、このときチャック・イェーガー氏が操縦していたXS-1は、2020年現在、ワシントンD.C.にあるスミソニアン(アメリカ国立航空宇宙博物館)に展示されていますが、これには「グラマラス・グレニス」という愛称がついていました。

【カラー写真】ベルXS-1の操縦席に座るチャック・イェーガー氏

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コメント

2件のコメント

  1. 衝撃波はいつごろから知られていたのでしょうね

    • う、うーん。 大砲の弾が音速に達した頃からかな

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