「道に詳しくないタクシー運転手」満足度低い 新人はどうやって覚えるのか 検定も

「ナビ使っていいですか」じゃダメ? 地理の知識が必要な理由

 今回、葛西営業所の乗務員が受検した「運転地理検定」は、乗務員証取得に必要な東京タクシーセンターでの地理試験とは別のもの。一般財団法人 運転地理検定協会がプロドライバー向けに実施するもので、東京をはじめとする首都圏エリアの交差点、道路、施設などについて記述を中心に答える、難易度の高い検定だといいます。

 検定種目や科目も細かく、たとえば東京23区内に関する内容も「都心部3級/2級/1級」「副都心3級/2級/1級」などに分かれています。日本交通では、もともとハイヤー乗務員が受検していましたが、タクシー乗務員もこれらを順次取得し、同社は「タクシー乗務員の地理知識を見える化する」構えです。

 しかしながら、いまやタクシー車内にナビなどが付いているのは当たり前で、乗務員から「このあたりは詳しくないので、ナビをセットしてもいいですか?」などと言われることもあります。また近年、アプリで運賃とルートを事前に提示して料金を予め確定させる「事前確定運賃」も始まりました。

 そうしたなか、乗客に対して地理の知識は、どのような場面で必要になってくるのでしょうか。

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運転地理検定、受検中の様子(画像:日本交通)。

「ナビで検索したコースは、必ずしも最短ルートとは限らず、またお客様が希望されるコースも必ずしも最短ルートやナビ通りのルートとは限りません。特定の場所を経由するルートを希望される場合もありますし、ナビには反映されない交通状況の変化に、都度対応していく必要も考えられます。お客様のご要望に柔軟に対応しつつ、適切なルート選択をするためには、ナビはあくまでも補助と位置付け、乗務員が適切に判断していくのが望ましいと考えます」(日本交通)

 また、道を知っていることは、乗務員の焦りや不安、ナビの注視などを減らし、交通安全にもつながると考えているそうです。

【了】

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コメント

3件のコメント

  1. 東京は道覚えるの大変だろうなー。
    昔カーナビがない時代に急ぎでタクシーに乗って
    運転手もろとも迷子になったことが何回もある。
    特に夜は悲惨だった。

    大阪では一方通行が多い為、一回曲がり角を間違えると
    また振り出しに戻るようなグルグル地獄に落ちることがよくあった。
    余計な時間と料金が襲いかかるという恐ろしい地獄は今も存在する。

  2. 昔広島では、路面電車の前で信号待ちをするタクシーがいたが警笛を鳴らされあおられていた。
    秋田空港では待っていてもタクシーは来ない。予約乗り合いか呼ばないとタクシーはない。
    名古屋では、信号待ちがゼロヨンに思えるような緊張感を感じられる。
    福岡では、西鉄バスがタクシーよりクイックな割り込みを見せる。
    沖縄には、本土の客を乗せるとわざと道を間違う運転手がいるが、指摘するとすごくショボンとする。
    韓国のタクシーは、片道3車線のデカイ国道の一番外車線から反対車線の一番外車線にUターンできる根性がある。

  3. 日本にも地理の検定がありましたか!ロンドンでは通りの名前(日本で言うなら町名)が重複していないのでその名を告げるだけて行けなくてはならず、その試験も難しいものだとか。その代わり営業区域が限られているのでしょうか。 
    タクシーは年齢層ではドライバーが新人かどうか推定しにくい業種ですが、東京では道がわからないので教えてくださいと言われたことが二度あります。