新型特急「HC85系」量産化決定 2022年度から順次投入へ 特急「ひだ」「南紀」後継

現行のキハ85系を置き換えます。

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JR東海が開発した新型特急車両「HC85系」の試験走行車(2019年12月、恵 知仁撮影)。

 JR東海は2021年1月20日(水)、ハイブリッド方式の次期特急車両であるHC85系の量産車新製を決定したと発表しました。

 JR東海はHC85系の試験走行車(2019年12月完成)を造り、およそ1年間かけて試験走行を行ってきました。今回、この試験走行結果を踏まえ、1989(平成元)年にデビューし高山本線の特急「ひだ」や紀勢本線の特急「南紀」に使用しているキハ85系ディーゼルカーの置き換えとして、量産車64両の新製に着手します。

 HC85系は2022年度から2023年度にかけて順次投入。4両の試験走行車も量産車仕様に改造して営業運転に使われます。

 HC85系の「HC」は「Hybrid Car」を表します。ディーゼルエンジンで発電した電力と、ブレーキ時に蓄電池にためた電力で、モーターを回して走ります。燃費の良いエンジン回転数の制御や蓄電池の電力などを組み合わせて環境負荷を低減しつつ、ハイブリッド方式の鉄道車両としては国内で初めて最高速度120km/hの営業運転を目指すといいます。

【了】

【写真】HC85系普通車の車内

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コメント

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1件のコメント

  1. hc85ヒダがよくわかりました。