不便が少し解消 市谷柳町交差点で外苑東通りからの右折が常時可能に 進む「環3拡幅」

暫定形から完成形へさらに改良が進みます。

「暫定形」で右折レーン新設

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外苑東通りの市谷柳町交差点。写真撮影時は車線切り替え前(2020年10月、中島洋平撮影)。

 東京都新宿区の市谷柳町交差点で2021年2月27日(土)深夜に車線切り替え工事が行われ、外苑東通り(環状3号線)から大久保通りへの右折が常時可能になりました。

 市谷柳町交差点は、都営大江戸線の牛込柳町駅の近くに位置しており、東西に走る大久保通りと、南北の谷筋を走る外苑東通りが交わっています。両通りとも2車線(片側1車線)ですが交通量が多く、また、路線バスも走っており、さらに谷間に位置していることもあり渋滞が頻繁に発生しています。流れを少しでも良くするため大久保通りは常時、外苑東通りは夜間(20時から翌朝8時まで)を除き右折ができません。

 外苑東通りの市谷柳町交差点付近では、2車線の道路を幅27m・4車線に拡幅・改良する工事が都により進行中です。2月27日(土)深夜には、外苑東通りの車線が西側にずれて右折レーンが新設され、右折が常時できるようになりました。

 ただしこれは暫定形であり、将来的には、外苑東通りは4車線(片側2車線)に広がり、市谷柳町交差点付近は右折レーンも付きます。大久保通りも右折レーンが設けられ、両通りとも右折が24時間可能となる計画です。

 外苑東通りの拡幅は、市谷柳町交差点より南の薬王寺区間が2022年3月末、北の弁天町区間が2027年3月末の完了を目指して工事が進められます。

【了】

【図】市谷柳町交差点の車線運用 現在と完成形で変化は?

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