「廃線と並走する高速道」28日に9km延伸! “日本一の馬産地”走る日高道がさらに南へ

北海道を走る日高道が、2026年2月28日に延伸開通します。

新冠まで延伸

 日高道の日高厚賀IC~新冠(にいかっぷ)IC間9.1kmが、2026年2月28日(土)15時に開通します。

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開通する日高道・日高厚賀IC~新冠IC間で最長の橋となる大節婦川橋(橋長555m、画像:国土交通省北海道開発局)

 日高道は、北海道の苫小牧市から浦河町に至る計画延長約120kmの高規格幹線道路(自動車専用道路)です。国道235号のバイパスとして整備が進められています。

 これまでに、道央道の苫小牧東IC(起点)から日高厚賀ICまでの59.9kmが開通しており、日高厚賀IC~新冠IC~静内IC(仮称)の16.2kmは「厚賀静内道路」の事業名で建設が進められてきました。今回はこのうち新冠ICまでが延伸(部分開通)する形です。

 周辺一帯は全国の競走馬生産頭数の約8割を占める「日本一の馬産地」で、すでに開通している区間も牧場を通過しており、馬の姿が見られます。国土交通省北海道開発局の室蘭開発建設部によると、並行する国道235号(現道)には信号交差点の連続する市街地が点在するため、「競走馬輸送時における輸送熱の発症リスク」があるのだとか。ノンストップで走れる日高道の整備で解消が期待されています。また、苫小牧港や新千歳空港から道外へ農産物の安定的な出荷にも寄与するといいます。

 また、この区間では、2021年に廃止された旧JR日高本線が最も海側を、並行する国道235号が高台を通っていますが、国道は苫小牧市~浦河町間の約7割が津波浸水想定区域に含まれているといいます。日高道は国道よりもさらに高い丘陵地を通り、深い谷を高架橋でまたいで津波浸水区間を回避しています。

 今回の新冠ICまでの延伸開通で、苫小牧市~新ひだか町間の所要時間は現状1時間26分から7分短縮の1時間19分(夏期)に。全て一般道だった頃と比べると31分(夏期)の短縮になるそうです。

 なお、日高道は苫小牧東IC~沼ノ端西IC間がNEXCO東日本の管轄で有料ですが、それ以外は通行無料です。この有料区間も含め、厚真ICまでの約20kmはほぼ4車線と高規格である一方、そこから先は、2車線で整備されています。

【快適!】日高道の「延伸開通区間」を見る(地図と写真)

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