リアル街づくりの東急 デジタル融合の街づくりへ「アプリ」導入 二子玉川駅で開始

鉄道を中心とした街づくりを手がけてきた東急が、デジタルを融合した持続可能な街づくりの実現に向け、アプリを導入。まず二子玉川駅周辺エリアで、「地域内コミュニケーション機能」が開始されます。

まず第1弾「地域内コミュニケーション機能」

 東急が2021年3月30日(火)、地域共助のプラットフォームサービスアプリ「common」を開始し、第1弾として「地域内コミュニケーション機能」を二子玉川駅周辺エリアでスタートすると発表しました。

「common」は(株)フラーとの共同開発で、地域共助のプラットフォームサービスとして始めたのち、将来的には街のあらゆるサービスに接続。1人1人のライフスタイルに応じた、地域内の様々な生活シーンを支える「生活基盤プラットフォーム」にすることを目指しているといいます。

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東急田園都市線の2020系電車と大井町線の6020系電車(2018年2月、草町義和撮影)。

 東急はこれまでリアルな場での街づくりを中心に行ってきたなか、リアルとデジタルを融合した持続可能な街づくりの実現に向け、沿線住民とのデジタル接点構築の必要性を強く認識。駅を起点とした地域のデジタルコミュニティ基盤を確立することで、自立的な地域経済やコミュニティの醸成、資源の循環の促進を目指すそうです。

 その第1弾として今回、二子玉川駅周辺エリアに住む人・働く人をメインターゲットに、アプリのマップに連動したリアルタイムの地域内コミュニケーションを可能にする、情報の投稿機能、困りごとや疑問を解決していく質問・回答機能、それらが活用されることによる街への貢献が数値として可視化される機能によって、利用者間のコミュニケーションの活性化を促進するとのこと。

 二子玉川駅周辺エリアでの実績を踏まえて、東急線沿線内外のエリアへの展開を実施していくそうです。

【了】

【図解】二子玉川駅周辺エリアでスタートする「コミュニケーション機能」のイメージ

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