西武園ゆうえんち「昭和レトロ全振り」改装 ゴジラにアトム 路面電車 5/19開業
西武園ゆうえんちのリニューアル計画が明らかになりました。懐かしの商店街、路面電車、「鉄腕アトム」に「ゴジラ」のアトラクションなど、昭和レトロのテーマパークになります。
ゲートをくぐると、そこは懐かしの商店街
リニューアル工事が進められている埼玉県所沢市の西武園ゆうえんちについて、2021年4月13日(火)に発表会が行われ、園内施設の詳細が明らかになるとともに、グランドオープン日は5月19日と発表されました。
生まれ変わる西武園ゆうえんちの新たなコンセプトは「心あたたまる幸福感に包まれる世界」。エントランスには、かつて仙台市交通局や長崎電気軌道で実際に走っていた路面電車が、懐かしさを感じる塗装となって展示されています。遊園地のゲートをくぐると、1960年代の商店街をイメージした懐かしい空間が広がります。郷愁ある風景ながら、今の若い世代にとっては目新しい、非日常な体験になるといいます。
商店街エリアはエリア全体が舞台であるとともに客席であり、あちこちで客も巻き込んだ「街のお節介な人たちの」ライブパフォーマンスが行われます。
丘の上に立つ映画館「夕陽館」には、「ゴジラ」をテーマにしたライド・アトラクション「ゴジラ・ザ・ライド大怪獣頂上決戦」が設置されます。ゴジラやキングギドラなどによる臨場感あふれる戦闘を体験できます。なお、登場するゴジラは西武園ゆうえんち向けに新デザインされた「オリジナルゴジラ」とのことです。
商店街を抜けるとアトラクションエリア「レッツゴー!レオランド」があります。「鉄腕アトム」や「ジャングル大帝」など、手塚治虫キャラクターが登場する4つのライド・アトラクションを含む計6つのアトラクションが設置されます。手塚治虫キャラクターをテーマとした遊園地常設のファミリーエリアは、世界初です。
園内の通貨は「拾園(じゅうせいぶえん)」「百園(ひゃくせいぶえん)」が用いられ、紙幣にも手塚治虫氏のキャラクターがあしらわれています。また、手に取った際に懐かしさを感じられるよう、紙の質感にもこだわったといいます。
西武園ゆうえんちの藤井 拓巳代表取締役社長は、「大切な人といたい、体験と価値を共有していたいという思いが一層高まっているなか、インタラクティブな体験などを、活気と熱気のあった昭和の世界観に乗せて届けたい」と語りました。
なおリニューアル開業後は、入園は西武山口線(レオライナー)の西武園ゆうえんち駅最寄りのメインゲートからに一本化されます。西武多摩湖線の終点の多摩湖駅付近からは入園できず、山口線もしくは徒歩によりメインゲートへ向かう形に変更されます。
【了】
乗りもの要素はゴジラ・ザ・ライドかと思った