コロナで2866億赤字のJAL 赤坂社長「23年に復活目指す」 「カギ」のLCCなど どう舵切る?

新型コロナウイルスの影響で2020年度連結業績が2866億の赤字となったJALグループ。ここから事業の巻き返しを図るべく、新たな事業計画が公開されています。LCCの大幅強化やJAL本体、今後の動きはどのようになるのでしょうか。

6月に春秋航空日本を連結子会社に

 JAL(日本航空)グループが2021年5月7日(金)、2025年までの中期事業計画を発表しました。新型コロナウイルス感染拡大による航空需要の大幅な減少が続いており、JALグループの2020年度の連結業績は、2866億の赤字に。未曾有の状況が続くなか、事業計画の見直しを図ります。

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羽田空港に駐機するJAL機(乗りものニュース編集部撮影)。

 今回明らかになった事業計画は、JAL 赤坂祐二代表取締役社長によると「消費者行動の変化に対応し、リスクにも耐えうる構造改革です」としています。今回のポイントは「高い成長を見込めるLCCマーケットの本格的な開拓を目指しつつ、マイル事業などでもあらたな事業領域の拡大を目指すこと」といいます。

 JALグループは、今後LCC(格安航空会社)事業を大幅に強化。その初段として6月を目処に中国の大手LCCグループ、春秋航空グループ傘下の「スプリング・ジャパン(春秋航空日本)」を連結子会社化し、中国国内で人口1000万人超、直行便がまだ就航していない都市をターゲットに、新規路線を開拓します。

 また、2020年に運航開始したグループ傘下の中長距離LCC「ZIPAIR」の路線網を、アジア・アメリカ線を中心に引き続き拡大を図るほか、同社が50%出資するジェットスター・ジャパンは国内線中心に就航。各社の特性を活かしつつ収益性の向上を目指し、2025年にはグループのLCC事業で2倍の売上を目指します。

 一方、フルサービスキャリアのJALについては「コロナの需要減退があるなか、まずは稼ぐ力を強化する」(JAL 斎藤祐二経営企画本部長)とのこと。

【表でさっと見る】JALグループのLCC・JAL本体の戦略

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