コロナで2866億赤字のJAL 赤坂社長「23年に復活目指す」 「カギ」のLCCなど どう舵切る?

新型コロナウイルスの影響で2020年度連結業績が2866億の赤字となったJALグループ。ここから事業の巻き返しを図るべく、新たな事業計画が公開されています。LCCの大幅強化やJAL本体、今後の動きはどのようになるのでしょうか。

JAL本体はどう舵を切る? 飛ばないビジネスも拡大へ

 斎藤経営企画本部長は「ビジネス需要が減退するなか、国内線では、エアバスA350-900など機内設備の充実した最新機材への更新などで快適性をあげつつ、羽田空港のネットワークを拡充するなどで、競争力を高めていく」とその戦略を説明します。一方で、国際線を中心に低収益路線の運休、経年機の早期退役などでコスト削減を目指します。

 なお、グループで保有する飛行機については、「主力機材の更新をしっかり進めていきたい」とし、厳しい状況が続く国際線についても、予定どおり2023年に新型機エアバスA350-1000の国際線投入を進める方針です。グループとしての方向性は「大型機の比率を減らしつつ、LCC用の飛行機を増やしたい」とのことでした。

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JAL 赤坂祐二代表取締役社長(2021年5月7日、乗りものニュース編集部撮影)。

 このほか、マイレージ事業については、「飛行機に乗る時以外の日常」にその事業範囲を広げるほか、JALカードなどの金融サービスを強化。また、空港や整備、貨物の面で、JALグループで培った技術力を、他の航空会社や官公庁にサービスを展開する「受託事業領域」など、いわゆる「非航空系事業」となるマイル・ライフ・インフラ領域の拡大も目指します。

 JAL 赤坂祐二代表取締役社長は「JALグループでは、2023年にコロナからの完全復活を目指します。2023年まで1700億円の利益目標を達成したいと考えており、LCCは100億、マイル・ライフ・インフラ事業は160億円の利益成長を目指します」と、この計画についての目標をコメントしています。

【了】

【表でさっと見る】JALグループのLCC・JAL本体の戦略

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