鉄道の乗務員、急な便意にどう対応? やむを得ない場合 それを防ぐ日頃の工夫

鉄道の運転士や車掌が「生理現象」に見舞われた場合、どうすればいいのでしょうか。やむを得ない場合の対応手順も確立されていますが、第一に、乗務員はそれを防ぐための努力も怠りません。

連携プレーと日頃の努力で「大惨事」を回避

 鉄道の運転士や車掌は乗務中、長時間気を抜くことができません。そんな中、急に便意を催してしまうこともあります。

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列車の運転士のイメージ(草町義和撮影)。

 過去には2007(平成19)年8月に、JR福知山線で乗務中の車掌が体調を崩し、終点の塚口駅に到着する一歩手前でやむなく漏らしてしまうというアクシデントが発生。清掃作業などのため当該車両は運行中止となり、ダイヤにも影響が発生しました。

 このように生理現象に見舞われた場合や、急な体調不良が起きた場合、乗務員はどう対応するのでしょうか。

 以前、ある私鉄の運転士は「やむを得ないことなので、乗務員の交代を行う」と話していました。列車無線などで指令部に交代要員の手配をお願いし、途中駅で交代という流れだそうです。

 また、特急列車や速達列車など次の停車駅まで時間がかかる場合や、交代要員の手配の関係で、やむを得ず通過するはずの駅で「運転停車」を行うこともあるといいます。この場合、乗客の乗降は行わないため、ドアは開きません。

 なお、乗務員はその日一日の「行路表」が作成され、それに従って乗務を行います。長距離の列車に携わる場合などに途中で抜けてしまうと、当該列車以降の乗務にも就くことが難しくなるため、それぞれの列車にも交代要員が手配されることになります。

 さて、無事に危機を乗り切った乗務員は、その後どうなるのでしょうか。上述の運転士によると、先述の交代要員手配の関係でその日は乗務を外れることが多いものの、体調などを鑑みて支障がなければ復帰するケースもあるとのこと。なお、こういった途中交代の発生が多発した場合、乗務自体から外される場合もあるそうです。

 このため乗務員は、乗務前に利尿作用のあるコーヒーや整腸作用のある乳酸菌飲料を摂取しないなど、日頃から日頃から体調管理に気を遣っているといいます。

 ちなみに、貨物列車は旅客列車よりもさらに長距離・長時間を運転することが多く、しかも夜間運転の場合、交代要員の手配も容易ではありません。そのため、貨物列車の運転士は携帯トイレを持参することもあるようです。

【了】

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コメント

2件のコメント

  1. 昔は東海道新幹線ひかりには運転士兼車掌が2人乗っていたとか。

    外国の機関車にはWCがついているものがあるとか。そういえば国鉄時代のDE11や仙石線アコモ車の運転室に灰皿がついているのを見た…

  2. オムツせなあかわ 運転の座席がポータブルトイレになっていれば通常は椅子として座れる。

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