ザーザー雨でも汚れが流れない… 今年は車に不利? 黄砂シーズンと重なった梅雨
2021年の梅雨は例年よりも大幅に早く到来し、黄砂の飛来シーズンと重なっています。雨が強めに降っても、クルマの汚れが流れ落ちないのは、果たして黄砂の影響なのでしょうか。ケアのポイントも専門家に聞きました。
強い雨でも落ちないクルマの汚れ 黄砂が影響?
2021年5月27日(木)現在、沖縄から東海地方まで梅雨入りが発表されています。本州では軒並み平年より20日程度、2020年と比べると1か月近く早い梅雨入りを迎えた地域もあります。
こうしたなか、雨が強めに降ったのに、クルマがどうも汚れている……といった声も聞かれます。洗車してもキリがないと思う向きがあるかもしれません。
「今年の梅雨は、クルマにとってはやや不利な状況です」。こう話すのは、洗車に関する技能や知識などについての資格「洗車ソムリエ」の検定試験を行う日本洗車ソムリエ協会です。
というのも、5月はまだ黄砂の飛来シーズンであり、そのなかで梅雨入りを迎えているのが、例年にない状況だといいます。梅雨の洗車について同協会に聞きました。
――雨が降るのがわかっていても、洗車をする必要はあるのでしょうか?
雨が降るから洗車しなくていいのではなく、「雨が降るから洗車しよう」が理想です。クルマには大気中の砂や鉄粉、微細物質が付着しており、これが雨で泥だんごのようになり、なかなか落ちにくくなるからです。
黄砂と言うかそもそも雨水自体が汚い。