ザーザー雨でも汚れが流れない… 今年は車に不利? 黄砂シーズンと重なった梅雨

2021年の梅雨は例年よりも大幅に早く到来し、黄砂の飛来シーズンと重なっています。雨が強めに降っても、クルマの汚れが流れ落ちないのは、果たして黄砂の影響なのでしょうか。ケアのポイントも専門家に聞きました。

黄砂はどう影響?

――黄砂は影響しているのでしょうか?

 黄砂自体は本来、雨で流れますし、乾けば毛バタキで取れます。ただ、もともとの鉄粉やシミ、ボディ表面の紫外線による劣化でできた凹凸に黄砂が溜まっていき、ほかの汚れと同様に流れにくくなっていくのです。

――梅雨にキレイな状態を保つ秘訣は何でしょうか?

 こまめな洗車が第一ですが、ボディをツルっとさせておくことでしょう。何度も洗車する余裕がないという人は、ボディに付着した鉄粉やシミを落とすことがオススメです。

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鉄粉が多く付着したクルマ(画像:Payon Yanawong/123RF)。

 ボディ表面を触って、何かザラザラするのは、鉄粉が乗っているのが原因である場合がほとんどです。ガソリンスタンドなどでも依頼できるほか、鉄粉取りのスプレーなどでも、ある程度はきれいにできるでしょう。

※ ※ ※

 雨は酸性、黄砂はアルカリ性であり、本来ならボディ表面に付着しても雨が降れば中和され、シミにはならないといいます。鉄粉など他の汚れを落とし、ボディをきれいに保っておくことが、雨の多いシーズンを乗り切ることにつながるようです。

【了】

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コメント

1件のコメント

  1. 黄砂と言うかそもそも雨水自体が汚い。